ウチ、断捨離しました【感想・内容】見逃し配信 悲しみにサヨナラ、心の処方せんSP 2021年1月18日(月)

メディア・断捨離

今回は、固唾(かたず)をのみながら視聴しました。

はっきり言って深刻な回でした。(でも最後は晴れやかな気分になりますのでご安心を!)

明日の我が身ではないけれど、誰にでも起こりうることです。

自分には起こらなくても身近な人に起こるかもしれないし
その時にその人に寄り添ってあげられるかもしれません。

今までの断捨離とは真逆のやり方です。

いつもなら、すぐにやましたさんの指示が出て
依頼者さんが自分軸でモノと向きあう
という流れになりますが、

今回はちがいました。

やましたさんにとっても初めてのケースということが分かり
どう導かれるのだろう・・?
と視聴者ながら少し心配になりました。

でも依頼者の綾(あや)さんの方から
「これなら出来ます」と提案があり
それを基にやましたさんが今まで実践されてきたことと
真逆のやり方で解決に向かっていきます。

それは自分軸ではなく物軸(ものじく)で考える
というやり方。

第58回は、心に引っ掛かっていること、
気になっていることを解消してスッキリしたい方、
心に残った傷に向き合う二人の女性の物語です。

これをご覧になると
救われる人がたくさんいるかもしれません。

私としてはどんな心の処方箋を頂けるのか楽しみでもありました。
また思い出の写真の断捨離がなかなか進まないので
これについてもヒントが得られるかもしれないな、と思いました。

yumeri
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写真の整理術を知りたい方も必見ですよ。

よかったら最後までお付き合いくださいね。




yumeri
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まず、お一人目です

【ウチ、断捨離しました】我が子の死を乗り越える旅 心の空白を断捨離で埋めたい

お一人目は神奈川県横浜市にお住まいの綾あやさん(41歳)健吾さん(40歳)空そら くん(9歳)、海うみくん(6歳)、碧あおくん(4歳)、の5人家族です。
子供が生まれるまではアパレル販売員として働いていた綾さんは
現在は子供の帰宅時間に間に合うよう近くのコンビニでパート勤めをしています。
4LDKのお部屋の中に入ると
白くてとーーーーってもきれいなお宅。
どこのお部屋も片付いています。
今回、断捨離の力を借りたいのは2階の寝室。
こちらもきれいに片付いているのですが、
ウォークインクローゼットの中の洋服を処分したいそう。
3人の子供たちの着れなくなった服を処分したくても出来ない理由が・・・。
4人目を出産したのですが障害があり亡くなってしまったそうなのです。
「服を処分したくても気持ちに踏ん切りがつかなくて・・・。」と綾さん。
結婚11年目、大家族に憧れて4人目を身ごもった綾さん。
我が子の誕生を心待ちにしていました。予定より早く、破水と陣痛が始まってしまったのです。
胎盤の早期剥離により一時は母子ともに危険な状態。
緊急手術の末に生まれた小さな命は集中治療室で懸命に生きようとしました。
しかし家族の祈りは届かず亡くなってしまったのです。
その子も男の子でした。また活躍するはずだった小さな服。
もうその機会はないと頭では分かっていても、つらい現実が綾さんの時を止めていました。
「今回のことで踏ん切りをつけると言ったら違うかもしれないけど、
その断捨離が後押しをしてくれたらな、と思います。
いつまでも歩き出せない自分から抜け出して今の幸せをもっと大切にしたい。服を断捨離して未来に向かって歩き出したい。」



【ウチ、断捨離しました】やましたさんが綾さんの家にやってきた 家族の未来のため・・・決断の時

やましたさんは断捨離の前に綾さんの心のウチを聞くことにしました。

あ:数ヶ月前に4人目を出産したのですが、染色体の異常があって亡くなっちゃったんです。このままじゃ子供たちにとって良くないと思って前を向かなきゃいけないと思って・・・

や:赤ちゃんは綾さんに何を言いに来たんだろう。

あ:私が強くなれ、っていうか、3人の男の子をこれからも育てて行かなくてはならなくて、そんな母親が何があっても揺るがない気持ちとか、こんな弱気じゃダメとか、、、ていうのを知るため? そんなふうに思いたくないけど、、、

や:私も思いたくない。

あ:そんなこと言うために命かけてきたと思いたくない

や:そうだよね。立ち直ろうなんて思わなくて良いような気がする。

あ:一生ですか?

や:(やましたさん、慌てて首を横に振り)一生てことはないけど今はあまりにもつらすぎるじゃん。そんなに、頑張らなくちゃ、元気出さなきゃ、3人も子供がいるんだから、ってそんなに自分を追い立てなくていいような気がするけど。

あ:でも自分もつらい。そういう気持ちだと。

綾さんは闘っていました。
家からは子供の服を処分するしかない。

や:じゃあ、処分じゃあまりに悲しすぎるじゃん。もうね、あきらめなきゃならないから捨てる、じゃね。つらいよね。
どうしよう。追体験したらいいのかな。わかんないな。

や:どれが一番着せたかったかって選んでみようか。それはつらい?

あ:うなずきます)

や:間違いなくつらいね。

あ:すみません。(と頭を下げます)

や:私も泣けてきちゃった。

数々の悩みを解決してきたやましたさんも今回のケースは初めてのこと

すると、綾さんがこんな提案をしました

あ:やっぱり服を見て、(子供が)いたらきっとボロボロな服も使っていたんだろうけど、そういうのは思い切って処分して、そういうのは分けることはできる。

や:じゃ、そこからやってみようか。やってみてどういう気持ちになるか確認してみようか。服として完全にあきらめる服。今までとは逆だ。
徹底的に物軸(ものじく)になってみる。
徹底的に物軸になって物の価値を判断してみるところから突破口にしようか。

物軸とは
自分の気持ちを度外視(どがいし)
物の価値で要・不要を決めること

や:お店屋さんに行きました。これが商品として展示されていました。
買うか買わないか。

あ:んーーーーー、いりません。

本来の断捨離の基本
「今の自分」に必要かを問いながら選別する。

しかし綾さんにとって必要でないけど捨てられない物。

「自分に必要か」ではなく
「商品価値」を判断の基準に断捨離

や:心がいっぱいいっぱいだよね。悲しみでね。つらさと色んな気持ちで。
でもなんかここにちょっとだけスペースができるといいなって気持ち
もしこれ(収納ケース)がだとしたら

あ:そうですね。

子供服が詰まった収納ケース傷んだ心の象徴
やましたさんの言葉に背中を押され、綾さんの作業も進みました。
その結果、1時間もかからず半分にあたる3ケース分も断捨離
手放すと決めた服は袋3つ分になりました。

あ:ありがとうございました。

や:時間がかかるし時間がかかっても癒(い)えないところはある。
生きるってそういうことだよね。

ここから先は綾さんの気持ち次第・・・



【ウチ、断捨離しました】5日後 我が子の死を乗り越える旅

5日目に綾さんを訪ねてみると、2階の寝室で服の仕分け作業の続きをやっていました。

あれから綾さんの気持ちに変化はあったのでしょうか?

あ:撮影で来てくれる時は気持ちがすごいダウンモードになります。
ふだんは亡くなった子のことを無意識にも意識的にも考えないようにしているのでフラットでいられるんだけど、撮影となるとそうは行かないし自分も向き合うから「あーーーっ」という気持ちになることに気づいて(やだとかじゃないんですよ)ただ結構気持ちの浮き沈みがつらいというか・・・

ただただ状態が良いものと悪いものを仕分けていく作業。
それでも服を手にとれば数々の思い出が浮かんできます。

あ:「これは私が染めたTシャツ。泥染めの。」

3人の子供に着せていた手染めのTシャツ。

「これは4番目の子も成長したら着る予定だった?」とスタッフさん

あ:きっとそうなってたと思います。えーーー、でも今は考えたくないな。

気持ちの整理にはまだまだ時間がかかりそう。
この日も綾さんは葛藤しながら仕分け作業を続けます。

前回と合わせて6袋の断捨離をすることができました。
子供服の断捨離はなんとかやり遂げました。

すると綾さんが思わぬことを言い出しました。

あ:まずは周りの友達に言う。そこから始めようかな。

実は、近所のママ友には赤ちゃんはまだ入院していると言って
事実を伝えていませんでした。

そのことを話せば動揺してしまい上手く伝える自信がなかったのです。

あ:突拍子もないことを考えたんですけど
私がカミングアウトする時にカメラを回すみたいな・・・

カメラが回っていれば覚悟を決めて告白できる。考えた末の結論です。




【ウチ、断捨離しました】綾さん、ママ友に事実を告白する

数日後、綾さんは早速計画を実行に移しました。

あ:あと10分か・・・(と綾さんため息をつきながら緊張している様子)

自宅に招待したママ友たちにしっかりと事実を伝えることはできるのでしょうか。

綾さんとママ友4人が揃い、もう打ち明けるしかありません。

綾さん、覚悟が決まったのかテレビカメラに合図しました(回ってます)

飲み物をそれぞれが口にした後、ついに綾さんは切り出しました。

あ:えーーと、私がみんなに伝えたかったことがあるんだけど、、、、、。
あのー赤ちゃんのことなんだけど、、、実は数ヶ月前に亡くなっていて、、、私も覚悟はしていたんだけど、、亡くなって、、、、でもなかなかみんなに言えなくて、、、時が経ってしまって、、、ようやく私の気持ちも落ち着いてきたし、なんかみんなが気にしてくれていることを○○ちゃんから聞いていたし、、、とりあえずはみんなに言えてよかったかな・・・。

ママ友たちは涙ながらに

「ありがとう、教えてくれて。」「つらかったね。」

悲しみによりそってくれるママ友たち。
でも綾さんは沈んだ空気を変えようと敢えて明るく振る舞いました

最後はみんなの笑い声が聞こえてきます。

そして、しばらくしてからママ友たちが帰ります。

しかし誰もいなくなった時、抑えていたものがあふれ出しました

あ:なんか人前で泣くのはすごく苦手だしー、人に甘えられないから今まで引っ張ってきたって言うか・・・そこが本当の私の苦手なとこっていうか。もっともっとみんなに相談してガンガン泣いて、悲しい悲しいって言ったほうがいいのかもしれないけど・・ 性格だからー、できなくて、、、。

(でも皆さんに言えて)良かったですよね、とスタッフさん。

我が子の死を乗り越える旅。綾さんは一歩一歩進み始めていました。




【ウチ、断捨離しました】2週間後 服の寄付をする

断捨離開始から2週間、綾さんから連絡を受けスタッフさんが伺いました。

ス:今日はどうされますか?」

あ:捨てようと思ってた服をやっぱりリサイクルショップに持って行こうかと思って全部ビニール袋から出して全部きれいにたたみ直して紙袋に入れました。

状態の良いものを選んで店に寄付することにしたのです。
そこにはこんな思いがありました。

あ:「誰かが着てくれたら」「これは着てくれるかな」とかそれを選(よ)りすぐった。きっと前と変わらなかったらこんな行動はなかったと自分でも思った。

もともとは我が子に着せたいと取っておいた服。捨ててしまうのではなく
誰かの役に立ってくれればと選んだ方法でした。
悲しみに暮れていた状態からまた一歩歩き出した姿がありました。



【ウチ、断捨離しました】ご主人の部屋の断捨離

実は綾さん、もう1箇所断捨離したい場所がありました。
それは2階にあるご主人の仕事部屋。

わーー、かなり物が多いです!
棚に入りきらず床の上にも段ボール箱や
何よりもレコードの数がメチャクチャ多いです!!
まるでレコードショップを思わせるくらいの量です。

やましたさんにも相談したほど物が多くて片付かない部屋に困っていました。

ご主人のお仕事はDJ
断捨離すればもっと良い音楽ができると綾さんは思っていたんです。
さらに断捨離にはもう一つ別の目的がありました。
それは綾さんが取り除きたい心のしこり。

あ:(主人は)自分は終わったことだから話すことないって、わりと清々(すがすが)しく言っていたから、あ、ホントこの人も終わって前を向いているじゃないけど元どおりの自分に戻っているんだなって。

悲しみで動き出せない綾さんを置いて早々に立ち直っているご主人の本心を知りたいと言うんです。

ス:ご主人と話すことはなかった?

あ:なくはないけど結構少なくて、あまり話はしてなくて、そのタイミングもなかった。

綾さんはご主人の数少ない休日に断捨離しようと提案をしたのです。
タイミングを見計らって赤ちゃんへの本音を聞き出します。

ご主人:レコードの部屋でいいかな?

あ:うん!

綾さんの秘めた思いを知るよしもないご主人は、もくもくと断捨離を進めます。

ご主人:すげーーーー、きれいになってきた。テンション上がるーーー♪

あ:テンション上がるよねーーーーーー♪

片づいていく部屋に大喜びのご主人。
この状況では綾さん話を切り出せません。
時間が経つにつれ、焦りがつのります。

あ:どうしていいかわからず・・・

綾さんの口は重くなるばかりでした。

あ:すみません無言で。(番組スタッフへの気遣いも忘れないところがスゴイ)

結局綾さんは核心に迫る質問はできないまま撮影は終わってしまいました。

そして、断捨離開始から1ヶ月、やましたさんとの約束の日を迎えます。




【ウチ、断捨離しました】やましたさん、綾さん家に再来

3人の子供がそろってお出迎え。みんなニコニコしています。

早速、断捨離の成果をみてもらいたいと、ご主人の部屋へ案内します。

わーーー!床の上にはみ出ていた物がなくなっていますよ!

や:ーーーオホホホホ!れはすごい!これはスゴイ!

あ:本当ですか? それは(主人も)喜びます。

ご主人と綾さんが一緒にやって以来、
ご主人一人で断捨離をし続けたのだそうです

床から物がなくなりスーーーーーーーっきりしていました

実はこれほどまでにご主人が頑張ったのにはワケがあるんです

夫婦で面と向かって話せなかったあの日、
スタッフにだけ本心を打ち明けてくれました

綾さんとやましたさんはその時のビデオを見ています。

ご主人:当時は子供が亡くなったことよりも
妻が無事だったことが大きくて
ちょっとやばいってなっていた。
母子共に危険な状態みたいな。
子供が亡くなったことよりも
妻が平気だったことがデカかったんで、
そこが多分(妻とは)違うところだと思いますね。
はるかに心配で、男性と女性との違いもあるだろうし

スタッフ:ご主人としてはどうサポートを?

ご主人:全部受け入れようとは思っていましたね。できる限りのことは。
(断捨離を)やろうと思って

スタッフ:綾さんが思っている通りに?

ご主人:はい

ご主人が一番心配していたのは妻である綾さんのこと。
綾さんが癒える日をじっと待ちながら明るく振る舞い、
妻が望むことを最優先に考えて行動してくれていたのです。

ビデオを見終わって・・・

あ:もっとあの部屋のありがたみが増しますね。

ご主人の気持ちを知った今、綾さんには新たな思いが芽生えました。

あ:友達に言ったり洋服を片付けたり
やましたさんの話を聞いて思ったんですけど
もう一人出産する選択肢をつくってもいいのかなと思った。
確定ではなくって、そういう選択肢を入れてもいいのかなって。
そしたら私がすごい元気になって

や:どんな選択でもね、
自分の決めた選択って自分の人生にとって正しいのよ。
だってその結果を負うのは自分だから。
自分で決めるっていうのはとても大事。

止まっていた時が少し動き出したようです。
笑顔が似合うママ。綾さんらしく生きていこうね。

断捨離の精(平泉さん)とやましたさんの会話

平:今回は物軸での断捨離。
珍しいケースだったけど十分に成果を上げましたねーーー。

や:やましたにしては苦肉の策ではあったんだけど
物そのものの品質を見極める徹底的な物軸で「きっかけづくり」ができた。

断捨離ポイント
無意識無自覚な「物軸」は弊害
意図的な「物軸」は「自分軸」=自らの意思が働く行為



【ウチ、断捨離しました】綾さんの断捨離で私が思ったこと

綾さんは芯のしっかりとした強くて心の優しい方、前に進むために自ら番組に応募して、行動力の優れた方だと思いました。

そして見事に未来に希望を持てたのが何よりも嬉しく尊敬します。
綾さんを応援したいと思いました。

まずはやましたさんへの心遣いに感動。
やましたさんも初めてのケースなので、やましたさんが困っているときに『自分がこれならできる」って助け舟を出したこと。
やましたさんに考えさせたり回答を求めるだけでなく、自分も一緒に考えたことが素晴らしいと思いました。

次にママ友に告白する時に、カミングアウトをカメラに収めたこと。
なんて勇気のある人だろう、自分をわざと追い込んで前に進もうとしているのが素晴らしかったです。
そしてママ友にも弱みを見せず甘えないところがすごいと思いました。
みんなが帰ってから一人で泣くなんて・・・私ならみんなの前で泣いちゃうと思います。

あと、ご主人の愛にもグッときました。ずっと見守っていたのですね。
こんなに素敵な奥様ですもの。失いたくないですよね。
なんでもないフリをしてたけど奥さんを失うかもしれない恐怖で生きた心地がしなく、たまらなかったのではないかと想像します。

それを知った綾さんはご主人に惚れ直したでしょうね。
今回の断捨離がご主人の愛を再確認できたのが他人事ながら一番嬉しかったです。

そして何よりも、4人目の赤ちゃんを選択肢に入れたこと。
服を断捨離したことで、やっぱり産みたい、と気づけたこと。
ご主人の愛が綾さんをそういう気持ちにさせたのかもしれないですね。
いや〜〜〜〜〜ステキすぎます!!!

冒頭で亡くなった赤ちゃんは何を言いに来たんだろう、とありましたが
次の赤ちゃんとの架け橋になったのではないかな、と私は思いました。

染色体の異常でこの世に生まれてこられたとしても、お母さんに迷惑がかかるから情が移る前に自ら天国に戻ってしまったのかな、って・・・そして次の元気な赤ちゃんにバトンタッチをしたのかな、って・・・。

綾さん、今度は絶対元気な赤ちゃんだと思いますよ!
頑張ってくださいね。応援しています!

 



 

yumeri
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次はお二人目ですよーーー

【ウチ、断捨離しました】思い出の写真を整理したい!

愛知県尾張旭市
5年前に新築した戸建てにお住まいの喜美恵さん(65歳)

間取りは2LDKで中を見せてもらうと
とーーーーってもキレイで断捨離の必要ある?て感じ。

お悩みは壁やら棚の上にある写真がどんどん増えてしまい
量が多すぎて落ち着かなくなってしまったこと。

喜美恵さんは、ご主人と共に(障害児のための)特別支援学校に勤務し先生をしていました。

しかし、一巳(かずみ)さんは10年前57歳の若さで亡くなりました。

優しかった夫の笑顔や子供や孫たちの写真。
このくらい飾るのは普通だと思っていましたが・・・

きみえさん取捨選択できなくて全部貼っちゃってるし孫たちの分がズンズン増えちゃう。

部屋のあらゆるところに写真がおかれ、
なんとクローゼットの中にも写真が飾られているのです。

しかもちゃんとキレイに額に入れて
リビングや壁と同じように飾られています。(あっぱれ!)

こんなふうになったのは、
やはり10年まえにご主人(一巳カズミさん)が急逝(きゅうせい)してからがきっかけでした。

きみえさん朝仕事に出かけて、その日の夕方にはICUに入ってその次の朝、未明に亡くなったので
パーッとあっという間に亡くなったんですよ。

ご主人の突然の死は喜美恵さんに大きな爪痕(つめあと)を残しました

き:私はもう、夫の死から死生観が変わった。
人の命、朝元気でも夕方生きているとは限らないな、と思いました。

それ以来、きみえさんは写真に囲まれてないと安心できなくなりました。

写真が不安や寂しさをかき消してくれる心のよりどころだというんです

そんな喜美恵さんにやましたさんが、
リモートでアドバイスを送ることになりました。

や:まずお聞きしたいのが、写真を飾っていてどんな気持ちかな?

き:家族に囲まれている、っていう気持ちになります。

や:要するに安心感がある、ってことかな?

き:はい

や:だったらどうしてかな?取り除きたいのかな、はずしたいのかな、と思うのかしら?

き:いっぱいごちゃごちゃするとなんかザワザワした感じがするっていうのがあって
もうちょっと減らした方がいいかなっていう・・・

や:まず、スッキリしたいっていう気持ちに自分の耳を傾けた状態で(写真を)いったん外してみる。

外してみるとどんな気持ちになるか。やってみなきゃ分からない。それでいてスッキリしたけどさびしくなったらまた飾ればいいだけ

や:問題なのは「どうしたらいいんだろう」って
ずっと心が穏やかじゃない状態の方が問題なわけ。

きみえさんうなずきながら聞いています)

や:今、どっちに行こうかなって引っ張りあってるその気持ちの方がなんかすごく残念。だったらやってみたらどうだろう?

きみえさん笑顔でうなずきながら聞いています)

やましたさんに見守られながら断捨離がスタートです

まずはリビングの棚で練習してみます

や:一番上の棚、まず一つにしてみて。どれでもいい。

き:どれでもいいですか?

や:どれでもいい

写真の他に、お母さんの形見の置き物なども飾ることにしました

見違えるようにスッキリしました

き:あ・・・なんかすごくスッキリ。

写真を減らす断捨離。やましたさんにはこんな狙いが。

や:一つ一つの印象がクリアになっているから、そこからの語りかけ・メッセージが感じられやすくなっている。ということはさびしくない。安心感もある。

きみえさんは以前は写真が多いほど心を満たしてくれると感じていました。
しかしお気に入りだけにしぼったことでそれぞれの写真の印象がグッと増したのです。それがより一層さびしさを打ち消す効果につながっている、というわけなんです。

き:一つ一つから私の心に響くものがあり、あー、これでいいんだ、っていうふうに思いました。

取り除いた写真や置き物がたくさんになりました。
これらは保管して時々入れ替えることにしました。

ここからはきみえさんが一人で断捨離にチャレンジします。

写真が心に響くとはどういうことか、
きみえさんなりに思いついたことがあったみたい。

き:ひらめきました。急に。これで行ってみます。

キッチン脇の壁も数を減らしました

き:孫たちの写真を夫をはさんで両側に配置して、
私が好きな夫の写真を真ん中に残しました。

スタッフ:ご主人が亡くなったときお孫さんは生まれていましたか?

き:生まれてないです。子供たちも結婚もしてなかったので孫の顔を見てないんですよ。こんなに大きくなりましたよーっていうのを表現できたら嬉しいのかもしれません、私が。

見ることのできなかった孫たちに囲まれたご主人の写真。
これできみえさんだけでなくご主人もさびしくないはず。

平:だよねー?やましたさん!

や:やってみたらどうなるか。ほんとにトライアンドエラーでまたダメなら元に戻すのを繰り返してその中でトライアンドサクセスていうのを発見していくのが断捨離ですよね。

そしてもひとつ思ったのは、無理をしなければならない場面決して無理をしてはならない場面両方ある、ってことですよね。
自分に丁寧に問いかけながら一歩ずつステップを踏んで、とてもよかったと思いますよ。

 




【ウチ、断捨離しました】喜美恵さんの断捨離で私が思ったこと

愛する人が朝出かけて、夜にはICUに入って翌日未明に亡くなるって
想像しただけでも怖くなりました。

喜美恵さんは終始明るかったけど、ここにくるまでどれだけのご苦労と気持ちの整理があったかと考えると想像がつきません。

ほんとに明日のことは分からない。今日の日を十分に生きよう、と改めて思いましたし、自分に関わる全ての人に対しても言いたいことは伝えておきたいな、と思いました。

そして、写真についてですが

写真は思い出のものだし、他の本や洋服の断捨離とは違う、と私は思っていました。でも同じだったんですね。

喜美恵さんは以前は写真が多いほど心を満たしてくれると感じていたけれど
お気に入りだけにしぼったことで心に響くものがあるとおっしゃっていましたよね。
それがより一層さびしさを打ち消す効果につながるのですね。

やましたさんが「問題なのはどうしたらいいんだろうってずっと心が穏やかじゃない状態の方が問題なわけ。」

と言われたのも印象的でした。本当にその通りですよね。

私も今何万枚もの写真を前に手付かずでいるのですが、とても良いヒントを頂きました。

やましたさんが一つの棚につき一つの額にするよう指示を出されたように
私の場合は50枚ずつジップロックの袋に入っているので、そこからお気に入りの1枚を選ぶことから始めてみようと思います。

そして、残りの49枚はしばらくそのままにしておき、
思い出すかどうか実験してみようと思います。

思い出さなければ大した思い入れもなく捨てても大丈夫ってことですものね。

1日一袋ずつ明日からやってみようかな、と思います。

写真の整理法の具体的なやり方はこちらをご覧くださいね。⬇︎

 

【ウチ、断捨離しました】見逃し配信で見る方法

先週のを見逃してしまったら1週間だけ見られる方法があります。
私のように外国に住んでいてもTVer(ティーバー)なら見られます!

  1. ウチ、断捨離しました と検索する
  2. 一番上のところをクリックする
  3. BS朝日の公式ページが出てくるので下の方までスクロールする
  4. みのがし動画TVerをクリックする(これで完了)
yumeri
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1週間だけ見られますよ! 下⬇︎を参考にしてね♪

 

【ウチ、断捨離しました】番組概要(BS朝日公式サイトより)

ウチ、“断捨離”しました! 毎週 月曜 よる8:00~
片づけられない!捨てられない!家族の密着ドキュメント

イラスト:五月女ケイ子

年齢を重ねるに連れて増えていく「思い出の品」や「捨てられないモノ」・・・。断捨離(R)提唱者やましたひでこさんが、片づけられない!捨てられない!家族の元を訪れ、断捨離をスタート!モノと向き合い、「今の自分にとって大事なことは何か」と向き合うことで家族の密着ドキュメンタリー。過去5回スペシャル番組として放送し、待望のレギュラースタート!スタジオ(やましたひでこ宅)では、やましたひでこさんと断捨離の精・精さん(声:平泉成さん)が断捨離テクニックなどをお伝えします。

yumeri
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来週も絶対見逃せませんね♪

『ウチ、断捨離しました』やましたひでこさんプロフィール

 

やましたひでこさん プロフィール

一般財団法人「断捨離®︎」代表
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み応用提唱。誰もが実践可能な「自己探訪メソッド」を構築。

断捨離は人生を有機的に機能させる「行動哲学」と位置づけ、空間を新陳代謝させながら新たな思考と行動を促すその提案は、年齢、性別、職業を問わず圧倒的な支持を得ている。

『断捨離』をはじめとするシリーズ書籍は、国内外累計500万部を超えるミリオンセラー。アジア各国、ヨーロッパ各国において20言語以上に翻訳されている。

※「断捨離」はやましたひでこ個人の登録商標であり、無断商業利用はできません。

現在、BS朝日「ウチ、断捨離しました!」
<毎週月曜夜8時>レギュラー出演中。

(Amebaオフィシャルブログより引用)

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