若々しくて、とてもステキなおじいちゃんが登場!
今回の放送は、80歳の男性の方の物語です。
2年前にこちらの番組に出演され、その時はご自身の終活をされたようです。
今度はお孫さんのために2度目の断捨離をするとのこと。
この番組を見ていていつも思うのですが、
以前、番組に出演された方がもう一度出演されるケースが結構ありますよね。
これは効果があった証拠であり、今度は自分の親や子どもさんにも断捨離してほしい、という願いが込められていると思います。
家族の誰かが断捨離すると、良い形で伝染するものなのだなぁ、と思わずにはいられません。
年齢を重ねると、片付けるのも面倒になり、大抵はお子さんなどが代理でやりますが、今回のケースは80歳ご自身がなさります。しかも2回目!
その気になれば年齢は関係ない、いつからでも始められる、という勇気を頂けますね。
さ、始まりますよ。楽しみ〜〜〜!
【ウチ、断捨離しました】孫といつまでも!ジイジの大奮闘記
番組スタッフさんが訪ねると、主人公の
お久しぶりです! とお元気な声!
若々しくて本当に80歳?という感じです。
みのるさんは葛飾区亀有の3階建ての家5LDK+Sにお住まいです。
中をのぞいてみると、2階のリビングには結構な量の家具と物でいっぱいです。
リビングなのに、なぜか實さんのプライベートルームのようになっているんです。
ダイニングテーブルに座ると後ろの飾り棚の引き出しから、必要な物がすぐに取り出せます。
髭剃りとか虫眼鏡とか・・・一歩も動かずに手が届く、まさに老人の部屋あるあるです。
現在みのるさんは次女の由美子さんと
みのるさんには7人のお孫さんがいます。
毎週のように次男 武(たけし)さんが遊びに来てくれるのですが、お子さんたちはまだ小さく(4歳と1歳)實さんちのリビングがとても危険な場所になっているんですね。
みのるさんにとっては家族との関係が一番大事。
このリビングも危険がないような、ジイジのところ楽しい、っていう そういう空間にしたい
孫が来ても安全で、他の人にとってもこの空間を楽しめる場所にしたい
と思い今回2回目の断捨離に挑戦です。
【ウチ、断捨離しました】やましたさんが實さんちにやってきた
やましたさんと實さん、2年ぶりの再会です。
お互い「お変わりない」と褒め合っています(笑)
やましたさんは早速、以前断捨離した實さんのお部屋をチェックにいきます。
「キープしてる!素晴らしい!
實さん身ぎれいにしているわ。偉いわ。」
とやましたさんは感動します。(2年前と変わっていないなんて、すごすぎますね!)
隣の部屋は使ってないけど思い出のたくさん詰まった部屋になっています。
今回はリビングを広くして、お孫さんが走り回れるような安全な空間にするのが目的です。
そこでやましたさんが提案したのが
リビングの隣の和室を解放して襖(ふすま)を開け、リビングと和室を合体させた一つのリビングにすること。
現在、和室には大輝くん(18歳)が自分の部屋として住んでいるので、大輝君が3階にお引っ越しする案です。
大輝くんは自動車免許の合宿で今家を開けているので、その間に断捨離できたら最高ですね。
やましたさん曰く、
前回より今回の方が覚悟がいりますね。前は實さんの部屋だけだったけど今回は家族が関わってるから。
【ウチ、断捨離しました】リビングを大改造
まずはダイニングテーブルの後ろの飾り棚の中と引き出しの中を整理します。
いらないものは私にください、とやましたさんが言います。
全部必要なんだけどね、、、と實さんが言おうものなら
大きな目標を思い出してね。ここをスッキリした空間にしてお孫ちゃんと遊ぶんだよ。
時間の経過と共に必要な物も必要でなくなる。
一つ一つ見ていくと、結構ゴミ袋がたまっていきました。
實さん、潔(いさぎよ)いです!
結局引き出しの中はいらない物だらけで、ゴミが引き出しボックスの横も後ろもホコリがたまっています。
ちっちゃいお孫ちゃんにこのホコリはいけないよね。
とやましたさんは壁を拭き、實さんは床に掃除機をかけていきます。
物をとっておくために収納家具を増やしてきたんだけど、その収納家具が全部ゴミ入れになっていたの。
断捨離が一案最初にするのは
収納家具を減らすこと。
・収納を減らせば入れっぱなしの物も減る
・使わない物は思い切って断捨離
今度は彼(大輝くん)が上に引っ越さないといけないから引越しできるように上のいらない物を捨てないといけない。
大輝くん(18歳)は運転免許の合宿中で2週間戻ってきませんので、その間に上の部屋もキレイにします。
やましたさんはここで帰りました。
【ウチ、断捨離しました】3階の部屋を片付ける
3階の部屋に行ってみます。
次男の武(たけし)さんが使っていたオシャレな机がありました。
なんと、實(みのる)さんの手作りです。
この机は武さんが實さんに注文して作ってもらったのだそうです。
普通にある長方形の天板ではなく、少し手前が曲線で体にフィットする感じで実に芸術的!
普通の家具屋さんでは見たことがありません。
實さんはもともと家具職人で、この部屋にあるベッドから棚から全て手作りなんです。
もう、お見事としか言いようのない出来栄え! うっとり見とれてしまいます。
そして、實さんが整理をしていると、詩吟のテープがたくさん出てきました。
實さんは神風流第20回全国詩吟コンクール(1989年)一般の部で優勝されています。
番組スタッフさんのリクエストで、さわりの所を少し吟じて頂くと、とーーーーーーってもキレイな声とメリハリのある吟じ方。
めちゃくちゃお上手です!(実は筆者もやったことがあるんです!これは練習していないとすぐに吟じられるものではありません。なのに實さん、ぶっつけ本番で詩も出てくるし吟じ方も安定されていました!素晴らしすぎです)
實さんの80歳とは思えない若々しいお声は詩吟で培(つちか)った賜物(たまもの)だったんですね!(納得!)
話を元に戻しますと、
この詩吟のたくさんのテープや優勝された時の盾(たて)も迷わず捨てました。
あまりの潔さに番組スタッフさんが聞いてみると
「今までのことにこだわっていると前に進めない。
それが良い悪いは別にして現実なんだよね。
現実なんだけどそれを受け入れて次に進んでいくステップになるのかな。」
【ウチ、断捨離しました】實さんの秘密
實さんが普段の生活の場のリビングで床に仰向けになって休んでいました。(大丈夫かなぁ・・・)
「放射線照射するでしょ?その副作用がいっぱい出ているのね」
実は實さん、2年前の断捨離の後に前立腺ガンを患(わずら)ったのだとか。
「いつどうなるか分かんないというのが命だと思う。だから本当に一日一日を大事にして自分の悔いのないように生きなきゃいけないって思いがいっそう強くなったね。」と實さん。
武(たけし)さんにお話を聞いてみると
「子どもたちが来ると父は笑顔になる。だから元気になってもらいたい思いもあって、来られる時は可能な限り来たいと思いますね。」
【ウチ、断捨離しました】場面はキッチン
實さんはキッチンに立っています。
「今日は何を作るんですか?」とスタッフさんが聞くと
「今日はスパゲッティー 一番簡単なの」
「いま、何が一番 楽しいですか?」
「子や孫が本当に平々凡々と生きていけて夜の一杯飲むときに そういうことを考えながら飲むのが一番いいね。何が幸せってないんだよね。」
【ウチ、断捨離しました】またまた場面は3階に戻ります・・・
天井からぶら下がっている自転車を見つめながら、實さんは大きな葛藤を抱えていました。
実は實さんには長男の誠さんがいて、誠さんが18歳の時に初めて富士山にこの自転車で行ったまま帰らぬ人になってしまったのです。
息子さんと一緒に日暮里に買いに行き、大事に乗るって喜んでくれたそう。この自転車は亡き息子の忘れ形見なんです。
前回の断捨離の時には、「捨てるに捨てられないし誰にもあげることも出来ない」と思っていたら
やましたさんのアドバイスで、
「捨てるに捨てられないなんて思う必要はないです。これはこのまま大切においてあげたらいいと思いますよ。」
ということでずっと飾ってあったんですね。
でも、今回、孫の大輝くんがこの部屋を使うことになると、この自転車はどうしようか、と悩んでいたんですね。
そしたら長女の智子さんから嬉しいメッセージが届きました。
処分するのは悲しいし、置き場所がなければ引き取るよ
というもの。(よかったですね〜〜〜兄弟の思いも實さんと同じでしたね)
【ウチ、断捨離しました】大輝くんの部屋完成!
大輝くん、車の教習所合宿から帰ってきました。
大輝くん、實さんと一緒に3階の部屋に行きます。
「和室じゃなくこういう部屋に憧れていたので嬉しいです。
友達が呼べるようになったらいいな、部屋が変わったら(遊びに)来るって約束してます。」
(大輝くん嬉そうで良かった!)
實さん曰く
「この部屋を使えるのは大切な若い時のひととき。それを応援することしかジイジには出来ないと思うから。」
【ウチ、断捨離しました】やましたさんが断捨離の精(平泉さん)に語りかける場面
あの年齢でご病気をなさって自分の終末というのを意識されたと思う。
意識されたからこそ自分の未来を本当に孫と楽しく家族仲良くというところを思い描けたんだと思います。
思い出も色々ある訳だから、その中で一番いい思い出は何か選べばいい。
選び抜いて取っておこうって気持ちになると、その思い出が際立って自分を励ましてくれる思い出の品になる。
【ウチ、断捨離しました】ジイジの家が更に進化! 孫の笑顔がジイジの生きがい
大輝さんが3階の部屋に移り、和室が空きました。
實さんは思い切ってコタツやソファーも断捨離、みんなで力を合わせて断捨離成功!
和室と合わせて広〜〜いリビングになりました。
1週間後・・・
武さん一家との食事会が開かれました。
新しいダイニングテーブルと椅子に変わっていました。
小さいお孫さんがぶつかっても危なくないように、角が丸い新しいダイニングテーブルにしたんです。
小さいお孫ちゃんたちは走り回っています。
この日の昼食はにゅうめんとボリュームたっぷりな美味しそうなトッピング。
もちろん實さん作です。
スタッフさんがお孫ちゃんに「何点ですか?ジイジの料理は?」と聞くと「100点!」と即座に返ってきました。
みんなでにぎやかにテーブルを囲みたい、という夢がまた一つ叶った瞬間でした。
お孫ちゃんたちが大きくなるまで、ずっと長生きして欲しいですね!
孫といつまでも!ジイジの大奮闘記 (私の感想)
自分の親世代の方々を見て思うのですが、
80歳にもなると、頑固だったり人の話を聞かなかったり、とご家族も手を焼くケースが多い中、
今回の實さんは、実に頭が柔軟だと思いました。
家具職人さんだったということで、ご自分が一所懸命作った家具には普通思い入れもあると思うのですが、
すんなり手放してしまう、捨ててしまっても全然執着されないところがスゴイなーーーと感心するばかり。
残された時間を 孫たちとどう楽しく過ごすか だけに焦点を当てて断捨離する、という潔さ。
最終的に人が求めるモノは やはり 人とのつながり なんですね。
裸で生まれて裸で帰る。
天国には何も持っていけないけど、楽しかった思い出だけは持って行ける。
人からもらうモノで一番嬉しいのは、お金でもなく物でもなく、あなたといると楽しかった という満足した気持ちだけなんですよね。
・家族のために何ができるか
・他人のために何ができるか
・相手が幸せになる言葉は何か
という そんなことを考える機会をいただけました。
實さんのご家族はとても温かく、實さんに本当に長生きしてほしいな、というご家族の思いがひしひしと伝わってきました。
私も實さんのような、自分の家族に愛されるおばあちゃんになりたいです♪
【ウチ、断捨離しました】見逃し配信で見る方法
先週のを見逃してしまったら1週間だけ見られる方法があります。
私のように外国に住んでいてもTVer(ティーバー)なら見られます!
- ウチ、断捨離しました と検索する
- 一番上のところをクリックする
- BS朝日の公式ページが出てくるので下の方までスクロールする
- みのがし動画TVerをクリックする(これで完了)
1週間だけ見られますよ! 下⬇︎を参考にしてね♪
【ウチ、断捨離しました】番組概要(BS朝日公式サイトより)
ウチ、“断捨離”しました! 毎週 月曜 よる8:00~
片づけられない!捨てられない!家族の密着ドキュメント年齢を重ねるに連れて増えていく「思い出の品」や「捨てられないモノ」・・・。断捨離(R)提唱者やましたひでこさんが、片づけられない!捨てられない!家族の元を訪れ、断捨離をスタート!モノと向き合い、「今の自分にとって大事なことは何か」と向き合うことで家族の密着ドキュメンタリー。過去5回スペシャル番組として放送し、待望のレギュラースタート!スタジオ(やましたひでこ宅)では、やましたひでこさんと断捨離の精・精さん(声:平泉成さん)が断捨離テクニックなどをお伝えします。
来週も見逃せませんね♪
『ウチ、断捨離しました』やましたひでこさんプロフィール
やましたひでこさん プロフィール
一般財団法人「断捨離®︎」代表
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み応用提唱。誰もが実践可能な「自己探訪メソッド」を構築。断捨離は人生を有機的に機能させる「行動哲学」と位置づけ、空間を新陳代謝させながら新たな思考と行動を促すその提案は、年齢、性別、職業を問わず圧倒的な支持を得ている。
『断捨離』をはじめとするシリーズ書籍は、国内外累計500万部を超えるミリオンセラー。アジア各国、ヨーロッパ各国において20言語以上に翻訳されている。
※「断捨離」はやましたひでこ個人の登録商標であり、無断商業利用はできません。
現在、BS朝日「ウチ、断捨離しました!」
<毎週月曜夜8時>レギュラー出演中。
https://www.bs-asahi.co.jp/danshari/
(Amebaオフィシャルブログより引用)