美輪明宏さんの名言・言葉(ユーチューブ:幸運の近道切符)を聞いて私が思ったこと

気になるステキな人

2021年元日に美輪明宏さんの『幸運の近道切符』という番組での
お話を聞きました。

私の大好きな方のうちのお一人です。

人生経験豊富な美輪明宏さんのお話は、
分かりやすくて聞きやすく、
いつも伺うたびに
タメになるし納得してしまいます。

朝日新聞で『悩みのるつぼ』というコラムを
読んだことがあるのですが
人生相談に応じていらっしゃいました。

結構厳しいアドバイスもあり
自分に重ね合わせてウってなる時もありましたが
言われてみたらその通りだなぁ、と思い
反省させられました。

今回は美輪さんのお話を聞いて、日頃自分が思っていることを
書きたいと思います。



【美輪明宏】さんが自分自身を例えるならダイヤモンド

今回のお話の冒頭ではこんなことを言われていました。

私が自分自身を例えるならダイヤモンド。
頑固で硬くてダイヤモンドはダイヤモンドでしか削れない。
つまり誰の力でも削れなくて
自分で自分を磨くしかしょうがない
私たちにも当てはまる。
親の言うことも先生の言うことも聞かない子でも
自分の言うことなら聞く

美輪さんは、かつて
「私は人に相談したことがない、
相談なんてしない」
とテレビで仰っていたのですが、
とても強いお方だなあ、と思っていました。

そしていつもお話を聞くたびに、
この自信はどこから出てくるのか、と
ずっと不思議に思っていました。

でも今回、ご自分のことを
ダイヤモンド、と例えていらして
やっと納得がいきました。

誰かに相談したところで
解決しないのが分かっていらしたのですね。

私が若い頃は、誰でも歳を重ねれば
美輪さんのような考え方ができるんだ、
とずっと思っていたんです。

でも自分が実際、歳を取って行くと
全然そんな風にはならなくて
未だに親に心配かけたり
子供にまで心配かけたりして
全く成長がない気がします。
情けないと思うことも・・・。

YouTubeを見たり、本・ブログ記事を読んでも
自分よりもずっとずっと若い人たちの方が
しっかりしている。自分軸がある。
彼らの考え方に共感し、
また尊敬している自分(私)がいることに
気づかされます。

年齢は全く関係ない、ということなんですよね。

自分は何を経験して学んだのか、
どんな行動をしたのか、
やるべきことをやったのか、
やりたいことをやったのか。

自分が死ぬ直前には、
これらの問いにちゃんと答えられるようにしたいものです。



【美輪明宏】さんの『幸福について』のお話を伺って

幸せについて話してくださいました。

幸せとは充足感
これ以上何にも欲しくない。
これだけで満足。
例えばお風呂。
景色も良くて湯加減も良くて、、、、、。
でも1時間も浸かると気絶する。
なんでも度を過ぎると幸せではなくなるし、
飽和状態、つまり飽きても幸せではなくなる。結婚もそう。
時間が経つと飽きてきて、
幸せから当たり前になって
お互いの欠点を探すようになる。

本当にその通りだと思います。

面白いのがキンちゃんこと萩本欽一さん。
ご自分でおっしゃってたエピソードなんですが、
アイスクリームが大嫌いらしいんですね。

その理由が食べ過ぎてキライになったとか。

アイスクリームが好き過ぎて、
来る日も来る日も食べていたら
飽きて、しまいには大嫌いになってしまった、
と言うんです。

私の場合なら
どんなに大好物のケーキや和菓子でも
最初の1つ2つなら美味しく食べれますが、
10個20個と食べていったら、
きっとうんざりして、しばらくケーキいらない、
ってなると思います。

まさに過ぎたるは及ばざる如し、ですね。

結婚といえば、美輪さんの名言にこんなのがあります。

「結婚式とは、自由との告別式」
「恋愛は夢、結婚は現実」

昨年は有名タレントさんやスポーツ選手などの
結婚報告話がたくさんありましたね。
コロナ禍の中、こういう話は嬉しいものです。

でも、美輪さんは
こういう話が出るたびに
「あら、自由じゃなくなるのね、と思う。」って
ラジオとか色んなところで
おっしゃるんですよね。

ラブラブの時はいいんです。
もちろんずっとラブラブのカップルもいますが、
どんなカップルでも順風満帆とは言えない。
ぶつかる時は必ずあるのが普通。
これは私も身をもって体験しました(笑)

そこで美輪さんは解決法としてこうおっしゃいます。

幸せを維持する方法

幸せは永久ではない。
幸せは固形物ではない。
難しい。

でも幸せを維持する方法1つだけある。
何でも感謝する。
見える、歩ける、聞ける、喋れる、家族がいる・・・。
感謝することを探せば周りに沢山ある。
いくらでもある。
これはなくならない
ずっと手元にある
安定する

そう、感謝なんですよね。
どんなに小さなことでも
感謝することを見つければ幸せになれる。
コロナで、「マスクのない世界がこれほど幸せだったとは」とか
「どこでも旅行できるのがこんなに幸せだったとは」とか
思われた方ばかりだと思います。
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ちょっと話はそれますが、
アメリカでマスクをした人を見る光景は
今までにないことでした。
マスクをしようものなら
重病人のように思われてたんですよ。
売っていてもホコリを防ぐゴッツイものばかりでした。
今や、全員がマスク。なんか信じられないです。

私もそうです。
まさか、一時帰国が簡単にできなくなるとは
夢にも思いませんでした。
日本には高齢の母がいます。
ストレスのせいなのか、
いきなり帯状疱疹(たいじょうほうしん)になって
痛くて苦しくても海を越えて助けに行くこともできません。
メールで励ますのが精一杯。
本当に、これだけ当たり前が幸せだということを
突きつけられたことはありません。
美輪さんはこうもおっしゃいます。
安定志向は若者の最近の傾向。
平穏無事。
波風を立てないようにしたい。
結婚にしても夫婦ってこんなに大変なら
結婚願望がなくなる。
夢を見ない。
現実を突きつけられる。
それなら最初から結婚しなければいい、
と思うようになる。
そういう人が増えている。

最近は、昔(昭和時代以前)に比べて離婚率が高くなり、
もはやバツイチ とか バツニ とか
シングルマザー とかの言葉を聞いても
珍しくない世の中になってしまいましたよね。

独身も増えていますし、
結婚願望がない人も増えていますね。

ずっと自由でいたい、っていう
動物は子孫を残す、という思考が
人間だけ、なくなってきた気がします。

美輪さんはこうも続けました。

しかし、昔から
色は匂えど散りぬるを我が世誰ぞ常ならむ
(いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねならむ)
千変万化
岩は雨風でどんどん削られる。
人間も草花も全て万物は変化する。
だから安定はこの世の法則に反する
変化が当たり前。
変化を恐れたらこの世では生きていけない
だから、そういうものなんだ、と腹をくくり、
覚悟を決めなさい
釈迦や法然や昔の哲学者が教えてくれている。
陰と陽
嵐は続かない、必ず晴れる。
悪いことがあれば同じぐらいの良いことがある
それが宇宙の法則

安定ばかりを求める若者たちに
美輪さんは警笛を鳴らしているのだと思います。

失敗を恐れて安定ばかりを気にしていたら
何にもできない。

幸せの安定、の安定とはまた別の意味なんですよね。
幸せの安定は感謝すれば維持できる、ということ。

でも、変化や失敗を恐れて守りに入る安定
宇宙の法則に反するんですよね。

失敗しても悪いことがあっても
それは続くものではないから

覚悟を決めて前に進みなさい、って
背中を押してくださった。

そんなお話でした。

美輪さん、今回も色々考えるきっかけを
ありがとうございました。

2021年、皆さんはどう生きますか?

2020年12月22日より風の時代って言われますよね。
次は『風の時代』について
考えてみたいと思います。

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