ウチ、断捨離しました！【感想・内容】頑固オバアと泣き虫助っ人 尾張・名古屋で大合戦　6月21日放送分

「しまったら忘れちゃうし、出しておけば使うじゃないですか。」

あらま、部屋中、物が出しっぱなし〜〜〜！！

でも、こんなに散らかっていたら出してても　どこに何があるのかわかるのかな？？？　と思ってしまいました。

「必要なの。あなた方には分からないけど・・・」と言うけれど

 

トレーナー歴2年の佐藤さんが、頑固なおばあちゃんに上手く寄り添えなくて苦労するお話です。

 

【ウチ、断捨離しました！】頑固オバアと泣き虫助っ人 尾張・名古屋で大合戦

【ウチ、断捨離しました！】難攻不落！頑固オバアの出しっぱなし城

愛知県名古屋市の大きな一軒家が今日の舞台。

はるよさん（79歳）はご主人のひさよしさん（83歳）と暮らしています。お子さんたち３人は20年前にすでに独立。

５LDKの大きな家なのに、どの部屋も泥棒でも入ったの？というくらいに散らかってます。

リビングのソファーの前のサイドテーブルにはマスクや化粧品、裁縫箱、ミシンも出しっぱなしです。身につけていたマスクも　捨てようと思った服でリメイクし、なかなか器用な方のようです。

ダイニングテーブルの上も、やかんやポン酢などの調味料、インスタントコーヒーの瓶、マグカップ、ありとあらゆる物が散らばっています。

冷蔵庫を開けると、中はパンパン。中の仕切りの棚が外れて斜めになっています。

なくなってから買えばいいのに、なんとなく終わりそうだと次のを買ってしまう、とはるよさん、ご自分で分かっています。

シンクの中は洗ってないお茶碗、シンクの上は使った鍋がそのままになっています。

びっくりしたのは床の上に電気釜や湯沸かしポットがあるんです。

番組スタッフさんが、「ここからご飯をよそいでいる？」と聞いてみると、

はい。本当はオーブンの横に置きたいんですけど、アクセサリーとか診察券があって、ここにお釜を置いたら　これをどこへやろうか考えたんだけど置くところがないの。

てか、キッチンにアクセサリーと診察券がある方が変ですよね・・・

そして、床の上には新聞紙が沢山積み重なっています。本来新聞はご主人がまとめて縛ってくれていたのだそうですが、5年前腎不全を発症、そして認知症にもなってしまい・・・介護で大変・・・（色々理由があったんですね・・・）

はるよさん、一つの部屋だけはどなたが見えてもいい風にしたい、外から見ると　見るだけでくたびれちゃうって自分でも思う。もうちょっとスッキリして物をしまえて　すぐ取り出せるようにしたい、という気持ちがあって、今回の断捨離を決意したそうなんですね。

【ウチ、断捨離しました！】やましたさんが　やってきた！

家具が多い？　とはるよさんがやましたさんに聞いてみると

物の始末をしてない　と一言。

家を設計してきちんと作ったのに　もうくちゃくちゃ。毎日生活してるとこうなっちゃう。しまったら忘れちゃうし・・・

しまっても忘れないほど物を少なくしておけばいい

物は最低限というか、捨てる物って何をどうやるのか今は分からない。

やりながら分かってくる。「きれいってこういうものだよ」って体感するといい。

そんな簡単にできるものなの？　と　はるよさんは半信半疑。

とりあえず、おけいこ、ということで、はるよさんには　床に散らばっていたチラシや書類を　いる　いらない　に分けてもらうことに。

そして、やましたさんはダイニングテーブルの上の物に取り掛かります。

ほこりのかぶった調味料の賞味期限を見ると、2005年！　びっくりです。そして何年もテーブルの上を拭いてないと思われるほど汚くなっていました。

でも、やましたさんの手にかかると、ものの20分でダイニングテーブルの上がすっかりキレイになってしまいました。

はるよさん、思わず　キレイにしてくれてありがとう！と言葉が出ます。

キレイになった感覚を味わったところで次はキッチンです。

沢山ある鍋を見て、やましたさん　やっぱり　これ　数が多いだけ

だけど　それぞれ使い道があるんだけど

あるから使うんであって　なくても困らない物がある　優先順位をつけていかなきゃ。　使いたかったら　使えるように置いてあげなきゃ。

はるよさん、納得した感じです。

数時間かけて　見違えるようにキレイになりました。

捨てるってことよね　要するに。もったいないなんて言ってられないんだね。

こんなすてきなお家を残念な状態にしている方が　もっともったいない！

【ウチ、断捨離しました！】五日後　克服？出しっぱなし癖

はるよさん、冷蔵庫の中を洗いたいらしく、中身を全部出してみました。

賞味期限切れの物をどんどん捨てて3時間後、冷蔵庫の中はスッキリです！

はるよさん、素晴らしいです！

でも、ここまででした。

一週間後にたずねてみると・・・

早くもリバウンド！　リビングが　また元の汚い状態に・・・

やましたさんと一緒に片付けた二週間後・・・

読み終わった新聞もチラシもまた床の上に山積みに・・・

なぜ・・・出しっぱなしが復活！？

こうなることを　やましたさんは予想して、断捨離トレーナーの佐藤ひとみさんをはるよさんの家に送りました。佐藤さんは同じ愛知県に在住でトレーナー歴は2年です。

佐藤さん、はるよさんの状況を見て、「汚い物が汚いと認識できない。見えていなくて、風景になっている。」と分析しました。

錆びたクリップを捨てるように持ちかけると、

何かの時に使うことありましたよ　とはるよさん。

ほんのちょっと残っていたベンジンのボトルも処分するか確かめてみると、

これ、使わないうちに揮発してしまったらしく、これから使う、と言い張ります。

まあ、それでも何とかリビングはキレイになり、佐藤さんの帰り際、

あとは自分でこそこそとやりたい　と助っ人を拒否してしまいました。

【ウチ、断捨離しました！】どうすれば・・・悩める助っ人

番組スタッフさんが心配になって、佐藤さんのお宅を訪問してみると

さすが、トレーナーだけあって、家の中は　まーキレイ！！！

シンプルでとても使いやすそうです。感心してしまいます！

この日は佐藤さんとやましたさんが、はるよさん宅の片付けについて　オンラインでの相談をしていました。

はるよさんとぶつかった経緯を　佐藤ひとみさんがやましたさんに話すと、

お母さん自体　非常に孤独だった。介護もあるし。。。実は　掃除ができなかったとか断捨離ができなかったってことではなくて　ひとみさんは断捨離トレーナーとしてお母さんの味方にならなきゃいけなかった。

お母さんの味方ですよ、少しでも助けたい、楽になってもらいたい、そういう気持ちで来ました、という気持ちを伝えるべきだった。

断捨離以前にはるよさんの心を開く努力が足りなかった、と指摘します。

佐藤さんは、はるよさんの気持ちを変えることに必死になりすぎて、寄り添おうという気持ちが欠けていた？？？　結果を出そう、というのが先に頭にあったかもしれない。でも、これでめげずに　はるよさんの味方になってあげてほしい、と伝えました。

やましたさんとのオンラインでの会話が終わった後、番組スタッフさんがひとみさんに聞いて見ると

「何とか私がちょっとでも役に立てたらいいなっていうのがあったので「味方であることを忘れちゃったよね」というのは　私の中では「忘れてないかも」って思ったんですけど　行動では表せなかったのかなって。。。」

ひとみさん、涙ぐんで、ちょっと自分自身に悔しそうに見えました。。。

【ウチ、断捨離しました！】１ヶ月後・・・再挑戦！二人三脚の断捨離

佐藤さんは意を決して　はるよさん宅を訪ねました。

門前払いになるかと思いきや、はるよさんは、とても快く迎え入れてくれました。

あのあと　はるよさんは、自分なりにやってみて、手伝ってくれた佐藤さんのありがたみが分かったのかもしれませんね。自分で断っておきながら、「やっぱり来て」とは言いにくいですものね。

やはりリビングに物を置きっぱなしは良くないと思ったようで、それを後日　戸棚に入れられるよう、パンパンの戸棚から物を出したままでした。この出した物もどこへ置いたらいいのか分からない状態です。（わかるわかる）

頑張ったけど　出しただけ

はるよさんと佐藤さん、二人の共同作業が始まりました。

佐藤さんは、今度は　はるよさんの　「いる　いらない」　の気持ちを尊重しつつ、見守ることに徹しました。

見ていると、はるよさん、だいぶ　いる物といらない物の判断がつくようになってました。すごい進歩です！

そして、佐藤さんは１ヶ月を過ぎてからも、時々はるよさん宅に来て、断捨離のお手伝いをしてあげていました。（責任感強いですね。）

以前とは　打って変わって　出しっぱなしのない、スッキリとした空間になっています。お皿なども窓辺に飾っていて素敵です。

【ウチ、断捨離しました！】頑固オバアと泣き虫助っ人 尾張・名古屋で大合戦を見て　私の感想

今回は、はるよさん、やましたさん、佐藤さん、の３人が本当に良く頑張ったな、という印象でした。

はるよさんは、高齢にも関わらず　独立したお子さんたちには頼らず　ご主人の介護を一人で行っているのがスゴイです。ご主人腎不全プラス認知症ですからね。

そんな中、自分で断捨離を決心し、使いやすい空間にしようとした　というのが素晴らしいと思いました。

そして、やましたさんの厳しいようで的確なアドバイスで、あの頑固な　はるよさんをやる気にさせてしまうスゴ技！

トレーナーの佐藤ひとみさんへの厳しくも優しい指導。

佐藤さんは佐藤さんなりに頑張ったけど、なかなか自分の気持ちが　はるよさんに伝わらなくて、一度は拒否されてしまいました。私なら、ショックで立ち直れないかもしれないなぁ・・・

こんな時に師匠のやましたさんにアドバイスを聞ける、ってありがたいですよね。

やましたさんも、断捨離トレーナーを育てるのが上手だなぁ、と思いました。

そして、佐藤さん、一度は拒否されても　めげずに訪問したのはスゴイです！勇気がありますよね。

はるよさん、自分一人でやってみたことで、『自分には指導者が必要』と再発見したのかもしれないですね。

はるよさんも、佐藤さんも、一度やってみたことで、気づきがあったんだな、少しぶつかってしまったけど、お互い　いい経験になって良かったな、と思わせてくれた回でした。

それにしても、はるよさん、79歳なのに自分の髪の毛を編み込みされていて、とても上品にされていたんです。このくらいの年齢の方はいつも、自分のことは後回しにされています。やましたさんに「自分を大切にしようよ」と言われて初めて美容院に行くんです。

でもはるよさんは違いました。

お部屋は確かに最初は残念な状態でしたが、自分を大切にされていたのはとてもいいことだし、見習いたいな、と思いました。