ウチ、断捨離しました【感想・内容】さよなら子どもたち!人生再出発10月26日分

メディア・断捨離

20年前に離婚されたシングルマザーがやっとの思いで3人の子育てを終了。これをご覧になるとシングルマザーの子育ての生活の大変さが痛いほど分かります。

子供たちはそれぞれ独立しましたが、実家に帰って来ることはほぼありません。

それどころか殆どの家具・電子機器・本類などを残していきました。その数はとてつもなく多く足の踏み場もないほどです。

これからの人生のために思い切って断捨離し、自分の空間を作る決意をした由美子さんの物語です。



【ウチ、断捨離しました】さよなら子どもたち!人生再出発

第47回目は、神奈川県横浜市で3DKの県営住宅に20年暮らす由美子さん(58歳)のお話です。

由美子さんのお仕事は、頻繁に指名が入るほどの人気ネイリスト。

ご主人とは20年前に離婚しました。
うつ病を抱えながら3人の子ども長男(33歳)長女(32歳)次女(26歳)を育てあげ、

子供たちが独立してからは一人暮らしをしているそうです。

スタッフが家の中に入ると、足の踏み場もないほどモノに溢れていました。

由美子さんは元次女がいた部屋を寝室にしていますが、壁にはぎっしりアニメのポスターが張り巡らされています。次女ちゃんのいる時のままなんですね。

奥の部屋は物置きのようでした。漫画の本がぎっしり入った本棚がいくつかあったり、フィギュアも沢山ありました。

ふすまもボロボロになっています。長男くんがヤンチャしてた時にどうやらこれに当たったみたいですね。

yumeri
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マンガの本は全巻そろっていそうなものが沢山ある感じがするのですが、なんでブックオフかなんかで売らなかったのかなぁ。結構な金額になりそうだなぁ、、、なんて思っちゃいました。それどころじゃなかったんですね、きっと。

37歳で離婚してからは路頭のような日々を送ってきたそうです。思春期の子供たちと闘いながら、がむしゃらに働く。この20年間息をつく暇もありませんでした。

でもようやく子供たちが独立し、気持ちに余裕が生まれ、

これからの人生を自分らしく生きていくために子供部屋の断捨離を決意したんですね。結構覚悟は決めていますよ。

どこから手をつけるのか楽しみですね。



【ウチ、断捨離しました】やましたひでこさんが由美子さんちにやって来た!

今回は義妹さんが手伝いに来てくれています。

部屋に入るなり、痛々しいね〜と言いながら尋常ではないと思ったやましたさん。

どうしていいかわからない由美子さんにやましたさんは

簡単よ。モノを出せばいい。

あんなに(自分が)頑張っていたから捨てられない。(自分が子供たちのために必死で稼いで買ってあげた物だから、という捨てられない理由が後で分かりました) 

由美子さんが子供たちの物を捨てられないのは、あんなに頑張っていたから、と言う心の重さ。

でも頑張ったのは過去。

やましたさんの言葉にうなずきながらも、あれこれ迷う由美子さんに言った言葉はなんと!

過去の宝物と一緒に暮らしているのではなく過去の残骸と一緒にいる
お子さんたちはここを卒業したんだよね?
はい、卒業しました。
お母さんが卒業してないんだね。
はい。
卒業しようよ。
卒業します。 

やましたさんは一通り見て回り、こんなことを言い出します。

分かるのよ。過去にいろんなことがあっただろうなって。でもそれをいちいち追求するのは大事なんだけどそれよりもそれ以上に現状を変える方が先。私ね、過去のことを根掘り葉掘り伺ったりしないんです。だってそう言う経験がないとこんなにならないのが分かるから。そんなのほじくり出してもね。今変えよう!

今です と涙ながらに由美子さん。やましたさんの言葉が琴線に触れたようです。

まず手をつけたのが玄関に通じる扉です。扉の前にはモノが山積みになっています。ここを開けてゴミ袋を出す通り道を作る作戦です。

断捨離のコツ!
ゴミ袋に入れるのは8割までが鉄則・・・袋をしばるのも簡単だし、持ち運ぶのも楽だからです

シミだらけのマットレスや学習問題集が出て来ます。

ブラウン管のテレビやパソコンまで出て来ました。そして次から次にどんどん薄型になっていくパソコンのオンパレード。まるで進化を見ているような感じです。

それを見たやましたさんが、本当に豊かな暮らしを提供してたんだね。どれだけお母さん頑張ったか。

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母子家庭なのに素晴らしいですよね!由美子さん尊敬します!

およそ2時間後に開かずの扉が開きましたーーーーー!!!

なんか信じられない〜〜〜 と由美子さん。

これで今後の作業がしやすくなりました。1日で驚くほどの物を処分しましたよ。

人に手伝ってもらったからできた、という由美子さんの言葉が印象的でした。

何でも一人で抱え込んでしまっていたんですね。



【ウチ、断捨離しました】断捨離2日目

由美子さんは次女のために買ってあげた木製のベッドを解体しています。離婚直後に買ってあげた物で自分で組み立てたんだとか。

こういう力仕事は男性がいたらな〜って絶対思いますよね。由美子さんえらいなあ・・

由美子さんが自ら過去のことを語り始めます。

離婚して2年ぐらいが一番大変だったかなぁ。これからどうしようかなぁ、生活もそうだし思うようにいかないし、途方にくれていた。

専門学校を卒業後美容師になり若くて美人で働き者でした。24歳のときに会社経営者の元ご主人と結婚します。

しかしご主人は生活のあらゆる面で厳しい要求をしたそうです。食事のおかずは必ず5品で手作りのもの。

逆らうと言う感覚もなく子供のしつけや両親の世話などあらゆることに及び、やがて由美子さんは体調を崩します。

ストレスで4度の入院、そしてもう耐えられないと37歳の時に3人の子供を連れて離婚を決意します。その後は病と闘いながら必死で家計を支えて来ました。

自分で組み立てた家具は子育てを支えてくれた言わば戦友のようなモノ。だから余計思い入れも強かったんですね。



【ウチ、断捨離しました】断捨離3日目

由美子さんは義理の妹さんの由貴江さんにお手伝いを頼みました。やましたさんに言われた通り、もう一人で抱え込まないようにしました。

共に子育てが終わり、由美子さんと由貴江さんは日帰り温泉や岩盤浴に一緒に行くなどして仲良くなったそうです。由美子さんにとって由貴江さんはなんでも打ち明けられる親友のような存在になりました。

この日お2人が取り組んだのはゴミの分別。テキパキした由貴江さんとのんびり屋の由美子さん。いいコンビだね〜とナビゲーターの平泉さん。

分別を進めていくうちに色んな物が出て来ました。長男に沢山買ってあげたほぼほぼ使っていない問題集。しかし当時長男はゲームに夢中でゲーム機やソフトがどっさり出て来ました。

年代物の足踏み健康器具ステッパー、ダイエットに夢中の長女に10年前2万円以上の物をねだられたんだそうです。

これ私使うかなぁ〜と由美子さん、一応そのステッパーを踏んでみます。

でも、由美子さんは全部断捨離することに決めました。

それから1週間後、不用品の回収業者がやって来ました。自分たちで粗大ゴミを出すのは無理と判断、一括して業者に処分を頼むことにしたんです。

不用品の山がわずか30分でなくなりました。

しかしこの時、計算外の事態が起きていました。

あまりに量が多すぎて業者のトラックに乗り切らず、ベッドやタンスが沢山残ってしまったんです。

これを出すにはどうしても人手が要ります。由美子さんは子供たちにSOSをラインで送ります。

スタッフが聞くと、子供たちが来てくれる確率は1%と由美子さんは言います。

ラインの返事は案の定、誰もが「無理」と言う素っ気ない返事。

義妹の由貴江さん曰く、「お義姉さんは子供たちにとても優しく高圧的ではない。いつも手を掛けたい時期に掛けられなかったことを負い目に思い、強く言えないんだと思います。」

由美子さんは1週間だけ(子供たちからのその後の連絡を)待つことにしました。

1週間後、結局子供たちは来てくれなくて、知り合いに紹介されたアルバイトを2人雇い家具を運び出しました。わずか15分で運び出しが完了。

すると由美子さん、名残惜しそうに捨てた家具の写真をパチリ。

気持ちの断捨離だそうです。

配送業者のトラックに載せてゴミ処分場に直接持ち込みます。

配送業者が去った後、部屋を見渡すと、あとは自分の手で断捨離できるまでになりました。

でも由美子さん、子供たちが来てくれなかったことで心の中がモヤモヤしている模様です。自分の方が子離れできていなかった、と自身に納得させている感じです。

こんなに断捨離頑張っているのに運び出すぐらい手伝ってくれても良さそうですよね。由美子さんの気持ち痛いほどわかります(TT)

 



【ウチ、断捨離しました】断捨離開始から1ヶ月後、再びやましたさんがやって来ました

何が変わったか分かる? とやましたさん。

明るくなったし空気が変わり心地よくなった と由美子さん。

自分を後回しにしていた家族仕様が子供たち仕様だった空間から自分のためだけの快適な空間になったね。

やましたさんがいらっしゃる時に長女ちゃんが現れました!

やましたさんが、長女ちゃんに手伝いに来れなかった理由を聞くと、18歳の時に出たので実家という意識が強くなく一歩引いて見ていた感じだった、他人行儀のような感じだった、と言います。

長女ちゃんは別にお母さんのことを疎(うと)んじていたわけでもない。ただ自分の家という意識を持てなかった。子供の頃お母さんはいつも辛そうで家の中は荒れていた。そんな家を18歳で出てからは帰りたい家ではなかったんですね。

今は由美子さんのお城になったので、実家に帰っておいで、ではなく、ちょっとおいで、みたいに呼んであげる、みたいなね・・・そのくらい偉そうになっていいよ。 とやましたさん。

番組最後の平泉さんとの会話でやましたさんは

子供たちが来てくれなかった不満と言うよりは、由美子さんはきっと寂しかったんだろうな、と思います。

あの(ひどかった)空間では子供たちは自分の居場所という感覚は持てずに育ったと思うし帰って来たくない気持ちも無理はないと思います。

出て行った子供たちには子供たちの都合があり、自分の巣づくりに必死だったのではと思います。

でも、これから隠したかった空間から見せたい空間(部屋)になった時に、何も言わなくても子供たちは来てくれるはず、とおっしゃっていました。

番組の最後に、断捨離のお礼にとこの日は由美子さん、由貴江さんに仕事でもあり趣味でもあるネイルのケアをしてあげていました。

明るいお部屋でお二人共とっても心地良さそうです。

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これから由美子さん、どんどん自分好みのステキな空間にしていけますね。お子さんたちがワイワイやって来る日が必ず来ると私も信じていますよ。がんばれ!由美子さん!

 

 



【ウチ、断捨離しました】番組概要(BS朝日公式サイトより)

ウチ、“断捨離”しました! 毎週 月曜 よる8:00~
片づけられない!捨てられない!家族の密着ドキュメント

イラスト:五月女ケイ子

年齢を重ねるに連れて増えていく「思い出の品」や「捨てられないモノ」・・・。断捨離(R)提唱者やましたひでこさんが、片づけられない!捨てられない!家族の元を訪れ、断捨離をスタート!モノと向き合い、「今の自分にとって大事なことは何か」と向き合うことで家族の密着ドキュメンタリー。過去5回スペシャル番組として放送し、待望のレギュラースタート!スタジオ(やましたひでこ宅)では、やましたひでこさんと断捨離の精・精さん(声:平泉成さん)が断捨離テクニックなどをお伝えします。

 



【ウチ、断捨離しました】やましたひでこさん プロフィール

やましたさんのプロフィールはこちら⬇︎

やましたひでこさん プロフィール

一般財団法人「断捨離®︎」代表
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み応用提唱。誰もが実践可能な「自己探訪メソッド」を構築。

断捨離は人生を有機的に機能させる「行動哲学」と位置づけ、空間を新陳代謝させながら新たな思考と行動を促すその提案は、年齢、性別、職業を問わず圧倒的な支持を得ている。

『断捨離』をはじめとするシリーズ書籍は、国内外累計500万部を超えるミリオンセラー。アジア各国、ヨーロッパ各国において20言語以上に翻訳されている。

※「断捨離」はやましたひでこ個人の登録商標であり、無断商業利用はできません。

現在、BS朝日「ウチ、断捨離しました!」
<毎週月曜夜8時>レギュラー出演中。

(Amebaオフィシャルブログより引用)

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