【平野ノラ】さんの片付けワザ　”洋服の断捨離”　やましたひでこさんとの対談

最近、お笑い芸人の平野ノラさんと断捨離の提唱者であるやましたひでこさんの対談を見ました。

その後、平野ノラさんと椿鬼奴さんとの8月ごろの対談を読んで、
昨日「ウチ、断捨離しました・タンスの向こうに新生活SP」を見たら

見事、断捨離の仕方が1本につながったんです！

テーマは『洋服の断捨離』でした。

この記事を読むと洋服の断捨離方法が分かり、
平野ノラさんがお笑い芸人としてブレイクした理由がわかります。

平野ノラさんが断捨離をしたら、どんどん仕事が舞い込んできた、
というのを以前から知っていたので、ずっと気になっていたんです。

今回、対談を見たらそれが分かったので嬉しくて〜〜〜♪

きっとあなたも今から直ぐに服をなんとかしたいと思えるはず。

良かったらお付き合いくださいね。

【平野ノラ】さんの洋服の断捨離

やましたひでこさんと平野ノラさんの会話で、
私はとても勉強になりました。

やましたさん曰く、
芸能人ともなれば場面場面に合わせた衣装が必要になるし
場面は想定したら無限にある。
すると服がどんどん増えてしまう。

ということは逆に

どういうオファーを受けたいか？
こっちで先に場面を決める。
そしたらそれが向こうからやってくる。

つまり、こういうことなんですって！

やましたさん：どんなオファーが来るかな？って待ちじゃない？
　　　　　 人生の主役はノラよ。
ノラさん：待ってました。。。待ちでした、ずっと！！
やましたさん：待つ必要はないの。

ノラさん：自分で想像して作るわけですね。レベル高すぎますね、
            変わってきますね、選び方の視点が。

ということでノラさんは将来の自分に着せたい服を選んで断捨離しました。

断捨離後、
なんとやましたさんはノラさんからもらった
ヒョウ柄のブラウスを着て登場！

なかなか似合ってます！

やましたさん：一度着てみたかったの。
買いに行くには勇気がいるし、買いに行く暇もないし・・・

ノラさん：普通の人はヒョウ柄って買うのに勇気がいるんですね！（笑）

ノラさんはやましたさんに言われて気付きます。

すると　やましたさん、

これまでの【平野ノラ】さんの断捨離ヒストリー

（黒：ノラさん　青：やましたさん）

27歳まで汚部屋に住んでいて

とにかく家に居たくなくて
いつも喫茶店とかカフェとかで本読んでる自分は好きなんだけど
家帰ってみると、もちろん本も読まないし、
ズーーっと、どう生きていいのか葛藤してた。

一言で言えば現実から逃げたかった。

家が現実だからね。

汚部屋の現実を追求する必要はなくて、
犯人探しをしても意味がなくて
現状を変える必要がある。
現状を変える方が先。

でも、みんな逃げることにはお金も時間も使うんだけれど
ここに居てこの現状をなんとかするぞということには
あまりコストをかけたがらない。

外に見出そうとするんですね。

そうそう。

で「自分探しだ」、って外に出ても
探さなくてもここに居るんだからね。

居住空間て、生まれてからずっと居るから
この場所が大事って気づきにくいんだな、って

そうかもしれないね。

でも大断捨離したじゃないですか、27歳の時に。

本に出会えて、「キレイなのが気持ちいい」と思うようになって
25歳ぐらいで芸人になりたいと思ったのだけれど
一回挫折して辞めている。

ずっと一歩踏み出せない状態で　もう31歳で、
「これはやらなかったら死んでも死に切れない」と思い

とりあえず、どうなってもいいから一歩踏み出そう、と思って
それまでの人生、彼氏とか同棲とか仕事を断捨離して

ひで子先生に「それが一番でっかい断捨離じゃない」と言われて

これも断捨離なんだって気づいたんです。

 

大断捨離はみんなに起こる

色んな方の話を伺うと（みんな）どっかで大断捨離している。
たとえば全財産を失っちゃった、とか。

それは自分にとって悲劇でも断捨離なんですね。

宇宙の計らい、って
なんて言っていいかわからないけど
そういうことが起きるんだよね。
私たちのちっぽけな損得勘定、
自己都合じゃないところで起きるんだよね。。

今回のコロナなんかも一人一人の自己都合じゃないところで
「気付け！」って言われてるような気がする。

コロナの中で気づけたことがいっぱいあったので
そういうことですね。

 

 

コロナ禍の【平野ノラ】さんの断捨離

今年は結構、断捨離して
今までの自分の出演番組のDVDを全部処分しました。
この作業いつまでやるんだろう？
しかも1回も見ないんですよね。

でも自分の出た番組だからね。
私はきっと不安なんだろうな、と思います。

未来不安型　ね。

そうそう！すごい！

「２度とこういうブレイクは来ないんじゃないか」とか、
ブレイクしたからこそ、そう思っちゃうんだよね。」

そうなんですよね。
だけど、そうじゃないなーと思って。
DVDなんて撮らないでいいように
いつでもTVに出てるような自分になろう！　と思って、
それで全部捨てられたんですよ。

そこがすごいわ。

ずーっと溜まっていくのは違うな、と思って。

それをためたら過去の実績だよね。
過去以上の未来が来ないという不安でためていく。

もっといいものが来たら全然それをためておく必要がない。

 

想いを変えると出会いが起きる

一回テレビに出た人って見慣れてくるし、
少しずつは減ってくるんだけど
今より大きくなっていくっていう考え方に
なかなかならないんですよね。

結局ね、思考と想いの方が先なの。

今年の1月にノラさんと会って、こうやってこんなに意気投合して対談するとは夢にも思わなかったしね。

でも私はいつか絶対会おうって決めていたんです。

え？そうなの？

ひでこさんにお会いして教えていただく、ていう想いを持っていたので。

まさに意識で繋がってそれが実現したのね。
想いがやっぱり先行する。
その想いをクリアにするためにそれ以外のモノを断捨離していく。
アンテナがピカピカになっていくのが感謝ですよね。

【平野ノラ】さん、バブリーキャラ誕生の裏側

【平野ノラ】さんが断捨離できなかった色んなキャラ

平野ノラさんはバブリー以外に色んなキャラをやっていて
それにともなう小道具、衣装、メイク全てが捨てられなくて
ずっと煮詰まっていたらしいのです。

芸人は５０％くらいの完成度のキャラでも
キャラを見出すことはとても難しいので
それを簡単には捨てられない。

降りてくること（見つけること）ですら大変だから
「これも一応残しておこう」となる。
「こっちがダメだったらこっち試そう」って。

そういうのが何個もあって・・・

それが断捨離で言うと最初は現実逃避型だった。

２番目は「せっかく」と言う、
せっかくここまでと言う過去執着型

なるほど。絶対そうですね。

この実績この実績、この役この役

100が一個もないんですけど何かこれでいけるんじゃないか、

せっかく５合目まで来たんだからみたいなね。
って言うところに私たちハマっちゃう。
でもそれも見事、断捨離したじゃないですか。

バブルのキャラでちょっとずつテレビに出始めた頃に
来年はどこかでブレイクしないと、
バーンと行かなくなるなと思った時に
断捨離しようと思ったんです。

その時に色んなキャラクターがあって、
これ私覚悟がないんだ、
バブルのキャラで絶対行こう！　って言う覚悟がないから
他のキャラクターのモノすべてここにあるんだと思って、
これでいく！って覚悟して
他のキャラクターのモノを全部捨てました。
そしたらふに落ちて覚悟もできて。

つまりこういうことなのね。
削ぎ落としてこそ際立つ！
際立ったキャラができたよね。

もうこれしかないから
これで行くしかないって言う覚悟と
それが結構大きかった。

で大ブレイクでしょ？

そうですね。なんとか行けて・・・

あとはもう、これもやましたさんに「それも断捨離だね」
って言われて・・・

私は無意識でやったのですが、
初めデビューの赤い衣装で青メイクで出てて、
テレビでは一周って言うのですが、
一周回ってから変えると、見てる人（視聴者）は
「急に変わって嫌だな」って言う気持ちになるんですよ。
あれが好きだったのにって。

でも一周やりながらもう飽きられてるのはわかる。

別にこの衣装じゃなくても面白いことは言えるし、
このメイクでなくてもいいし、
それに3年後、
あの格好のままずっと出てる自分が想像できないし。

だけどテレビ局とか仕事する側は
いつもの衣装で出て欲しいわけですよ。

そこの葛藤で
ちょっとずつマネージャーとか誰にも言わずに
まずこの衣装の肩パッドのワタを抜くんです。

ちょっとずつ・・・眉毛の太さもちょっとずつ細くしていく。
青いアイシャドウの部分もちょっとずつ薄くしていくんです。
徐々に徐々に、、、バブリー感という華やかさだけは残す。

そして赤い衣装からただの赤いジャケットにした。
テレビ局の人が「あれ、肩パッド少ないですね？」とか言うと、
「最近はこのぐらいでやってますよ」
他の局でもこの衣装で出てますよ、と言う嘘をつく。
ウソと言う安心を与えて・・・

なんなんだろうね。「他と違うことやってます」の方が
よっぽどいいのにね。

メイクもあのメイクだけはヤなんですよ。

もっと自分らしく色んなメイクをしたいから、
色遊びをしたいから、
初め出る時はいっぱい武器を持ってったのに
いざ出た時に少しずつ武器を置いていく、
（あの小道具の）電話も。
バラエティーで電話なってるよ、
とふられるんですが、

始めはいいんですよ。
でも「電話鳴ってるよ」って振られて
『誰々？』『しもしも？』『誰々？』って答えるより
自分の思ってることや考えてることを言わないと
ずーっとテレビは出れないじゃないですか。

電話を床にこう・・・百恵ちゃんの引退みたいな感じで
電話を置いて・・・
「今年からはもう絶対電話持たないぞ！」って、
でも共演者の方に同じように振られても、
違うギャグをやったりとか
なんとか自分を売り込んで、
始めは武器をいっぱい持って出たけど
少しずつこうマイナスの作業にしていく

「それも断捨離だね」って言われた時にそうだなぁと思って。
それを一周した後にやったらもう遅いんですよ。

一周やりながら2〜3年ぐらいで続けた時に
「いつの間にか赤いの着てなくない？」
と共演者の方に言われて

後援者の人欺いたら完璧だなと思って、
今はもう好きな服を着れるし、
バブリーっていうのだけは守って。

そこがすごい聡明だなって感じたところ　とやましたさん。

断捨離って私は過激派だから一気にやるんだけど、
過激が必要な時と、
徐々に徐々に徐々に戦略的にやると言うのも必要。
それをノラさん自分一人でやり遂げたのは
すごいなって思います。

あとはたまたまブラジャーの広告の仕事があったので、
チャンスだ！と思って
仕事だからバーン！　と行けたのが
仕事の幅も広がって
だから今は状況、時期によって
どこでも行けるという
それが理想だったので
そこにうまく着地できたのは
嬉しいなあと思いますね。

じゃあ、着地できたら
今度は赤ちゃんと共に離陸だよね？

産む前に色んな態勢を整えられてよかったな、
引っ越しもできたりとか
ここに引っ越してきたのも
ひで子さんが「空間が応援してくれるから」
って家だけじゃなく
全てにおいてそうなんだな、
洋服もそうなんだなって。

身の回りのもの、
今いる空間が全て自分を応援してくれる関係なのか、
自分をそこなう関係なのかって
常に常に精査する必要があるね。
だから最初は応援してくれてても
時間の経過と共にそうじゃなくなってくるね。
今の私を映し出すものがモノで
今の私を物語っているのがこの空間なんだよね。

映し出されてるモノ、物語ってる空間が
やっぱり自分の思い描いてるものと
ズレがあったら常に入れ替えてって
修正してく必要がある。
そう言う意味で断捨離には終わりがない。

おまけ【平野ノラ】さんと椿鬼奴さんの対談

他の記事で読んだのですが、ノラさんは私服を制服化したいようです。

次はミニマリストを目指すのかもしれませんね。

そもそも私、私服を“制服化”したいんです。
制服みたいに「これ」という決まったものだけに絞るのが理想で、
究極の一着を探している最中。
なんでもいったん手に入れると手放すのが大変だと身に染みているから、
簡単には買わなくなりました。（ノラさんの言葉より）

ノラさんの断捨離のきっかけになった本⬇︎

新 ガラクタ捨てれば自分が見える (小学館文庫)