前々回の放送で、やましたさんが「最近の断捨離現場は、親の ためこみ に苦しむケースばっかり。全国至る所にいるの。」とおっしゃっていましたが、
またもや 親のモノで困ってます! というお悩みの人が出てきましたね。
しかも 今回は スペシャル! です。
昭和世代に生まれた年配の方は、モノを大切にするあまり、捨てられない傾向が強いですよね。
今はモノを所持することが生活に支障をきたしてしまうとは、当時は考えられなかったでしょうね。
一つ買ったら一つ処分すれば、モノの数は減らない、と頭では分かっていても もったいない精神がどうしても邪魔をしてしまいますよね。
来週はお二人の方が登場するようですよ。
![yumeri](https://yumenoheya.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_9907-copy.jpeg)
やましたさんが上手く解決してくださるのを期待したいですね。
【ウチ、断捨離しました】親のモノで困ってます!スペシャル
葉月さんは、もともと理系女子でお人形よりロボットが好きな女の子でした。
ですから、ひな人形なんて子供のころに親が飾ってくれても、全く興味がなく、むしろ弟さんの兜(かぶと)の方が好きだったとか。
押入れの中を見せてもらうと、確かに大きな箱がいっぱいで、それ以外の物は入れられない状況です。
しかも、もらったまま、まだ開けてもいない状態です。
理由を聞くと
怖くて見てない ということなんですね。
部品の重さの分だけ心も重い
どうしたものかと本当に困っているのだそう。
想定外の物をもらうと、場所を取る物はありがた迷惑!? ですよね。
【ウチ、断捨離しました】やましたひでこさんとのオンライン通話
まずは、「中を確認しましょう」とアドバイスするやましたさん。
「怖がっているだけでは意味がないので、開けて何がどう怖いのか自分自身を詳(つまび)らかにすることが重要」
自分の時間に余裕がなくてはならない。
気持ちに余裕がなくてはならない。
お義母さんにはその気持ちがある。
そのことを人形を通して教えてもらっているのかもしれない。
そうね、確かにそういうところはあるかもしれない。
と葉月さんは思いました。
【ウチ、断捨離しました】ひな人形の箱を開けてみた
一人では大変なので、ご主人を呼んで手伝ってもらいます。
これお内裏様とおひな様 これが親玉 デッカ
本当のボスはこっちだよ、とご主人。
わー、十二単、数えてみよう・・・。
そして、七段の棚が組み立てられました。
漆塗りでとても立派な雛壇です。
画面を通して見てても、高級品だと分かる、本当に立派な物です。
いや〜 スゲー と葉月さん、感嘆の声をもらします。
これってさ、車で言えば グロリアを買ったつもりが、スカイラインが来た、って感じしない?
コメントに困るけど・・・とご主人。
発想が面白いですよね。ご主人は、葉月さんのこの発想の面白さに惹(ひ)かれているそうです。
人形の精巧な作りに見とれてしまった葉月さん、
ね、これ痩せた西田敏行に似てない?
あっ、これさ小栗旬に似てる!(確かに似ていました!)
そうだね 確かにね。
他の人形の顔も見たくなってきた。みんなでワイワイやったら楽しいかもしれない。
この辺も片付けてもうちょっと綺麗にしようかな。
![yumeri](https://yumenoheya.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_9910.jpeg)
あれれ〜〜〜、葉月さん、
気持ちがさっきと全然変わってますね。
スタッフさんが、「お布団入れられないけどどうします?」 と聞くと
借りればいいのかな、っていう気がしてきました。
場所を取るだけでは 悪じゃない。
見ていてすごいと思う物を残しておくことは大事。
無駄だからって捨てるばっかりじゃなくて、多少物は増えてもいいものを一つくらいは持っているのも悪くない。
葉月さん、こんなふうに思えるようになったんですね。
![yumeri](https://yumenoheya.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_9907-copy.jpeg)
いや〜〜〜、葉月さん、素晴らしすぎます!👏🏻👏🏻👏🏻
ひな祭り当日には3人でお祝いして写真をお義母さんに送ったそうですよ。お義母さんも自分の思いがお嫁さんに通じて嬉しかったでしょうね。
【ウチ、断捨離しました】お父さんの物で困っています
お二人目は神奈川県横浜市にお住まいのみきさん(56歳)です。
みきさんは紙切り芸人(芸歴22年)で、三遊亭絵馬 という別のお名前もお持ちです。
4LDKにはお母さんとお父さん(86歳)とみきさんの3人が暮らしています。
みきさんのお宅は、以前は物にあふれていました。
ご両親が捨てられない人だったので、みきさんは背中に罵声の矢を浴びながら 私は捨てるんだ! と戦いだったそうです。
捨てなければ寝る場所もない、ということで それはそれは大変だったみたいです。その甲斐あって、今はリビングもスッキリ!
【ウチ、断捨離しました】父の部屋をなんとかしたい
しかし問題なのは、お父さんで、家族になかなか調和しないそうなんですね。
まず、お父さんのお部屋。片付いているようには見えますが、たくさんの棚がいっぱいで、窓へのアクセスができず、開けられない状態。
ですから、お父さんは寝るところがなく、結局リビングに寝てるんです。
そして、せっかくきれいにしたリビングのソファの横には、お父さんの布団(ふとん)が積み重ねられ、しかも下着などが入った袋が箪笥(たんす)代わりに置いてあるんです。袋はゴミ袋に見えて、触るのもはばかられる感じです。
布団もかなり年季が入っていて、新調したいところ。
言ったって聞かないから、とお母さんは諦めている感じです。
みきさんが、みんなが集まって会話もはずみそうな空間のリビングを作っっても、ご夫婦の会話はほとんどないそうで。。。
お父さんはもともと射撃が好きで、みきさんの子供の頃は、土日になると泊まりがけで趣味の猟に出かけてしまい、みきさんは土日の家族団欒を殆ど味わうことなく成長しました。
お母さんも家族でコミュニケーションをとることが なかなかできなかったことにイライラして、みきさんはお母さんに怒られたというか当たられたらしいです。
【ウチ、断捨離しました】やましたさんが、みきさんのお宅へやってきた!
まずは、リビングやキッチン全体を見渡し、食器棚とかの中身も点検し、美しく配置されていることを褒めました。
そして、問題のお父さんの部屋を見に行くと・・・
これ要塞だよね。お父さんの。 と やましたさん。
みきさんは、やましたさんに、
(お父さんが)ここの部屋を開けて、わあ 楽しいとか 何回も覗きたくなるようなそんな空間にしたいんです。
と自分の理想を口にすると、
余計なお世話。 お父さんこれでいいの。お父さんは要塞の中に住んでいたいの。守ってあげようよ。窓が開かないというのは残念だけど・・・
しかしリビングにやって来ると、お父さんがここで寝起きしていることを知り、やましたさんはビックリします。
ソファーの横にお父さんの布団が積み上げられ、
みきさんが
朝も早く開けて明るくしたいのよ。寝ているからカーテンも開けられないし、、、。
これが簡易ダンスなんです、と下着の入ったゴミ袋を見せると・・・
やましたさん、爆笑! ここが問題だったわけだ!
申し訳ないけど、お父さんにこのままで居させてあげたい。
みきさんとしては、お父さんの部屋をスッキリさせて布団もお父さんの部屋に置き、そこでゆっくり寝て欲しいんですよね。
でもみきさんは、諦めちゃった やましたさん。と言うやいなや
諦めたんじゃないの。(お父さんの部屋は)唯一お父さんの主張のように感じる。他はみんな娘さんとお母さんの思うようになっているけどお父さんがここに寝ていることはお二人にとって目障り?
・・・(自分たちも)ここにいるからね
根本原因を考えたら お互いがお互いを目障りに感じている。
目障りな部分を解消しようという表面上の問題だから、みんなが快適に過ごすためにはどうしたらいいのかっていう話し合いのベースに立ってないからそれが切ないよね。
やましたさんがお父さんに話を聞きに行きました。
置いておきたいんだよ。安心するのよ。欲しいときにサッと取り出せる位置にあるし。
お布団は替える気ない?
あれキレイじゃない? 慣れちゃってるからね。ミノムシみたいなもんだよ。
そして、お父さんの部屋に見つかったお母さんの荷物を発見。それを除くのは問題ない、とわかり、今度はお母さんとみきさんのところへ行きます。
そっとしておこうよ。 とやましたさん。
お母さんの洋服が入っています。
これをお母さんのお部屋に持っていき、
空いたスペースにソファーの横のお父さんの布団をしまう。
というアイデアをやましたさんが提案しました。
お二人も同意して、お父さんにみきさんが、
ここに布団を入れるね、と説明をすると、快くお父さんは了解。
みきさんやお母さんがクローゼットの中を片付け始めると、お父さん自ら簡易モップを持ってきて、クローゼットの中を掃除し始めるではありませんか!
そして、簡易ダンスならぬゴミ袋に入った下着等をたたんでいると、またもやお父さん、自分の部屋からプラスチックケースを持ってきて、
ここに入れてくれれば自分が管理する、と自分の部屋に持っていきました。
![yumeri](https://yumenoheya.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_9910.jpeg)
お父さん素晴らしいです〜〜〜〜♪
【ウチ、断捨離しました】翌日 居心地良い空間づくり
お父さんの部屋にあったお母さんの鏡台をどけて、使っていない電化製品は処分。
すると空間ができて、日の光が入るようになりました。
みきさんが、窓を開けやすくしようと、床の動線をキレイにしていると、またもやお父さん、それに合わせるかのように掃除機を持ってきて、かけ始めます。
スタッフさんが、窓開けられますか? と聞くと
できますよ、簡単もいいところ。
みきさん、お父さんに お疲れ様。窓が開けやすくなったね。と言うと
「もともと開けやすいよ。」とお父さん。
なんか笑っちゃいますね!
みきさんとお母さんは、
リビングが広々しただけでOKです、と満足そう。
「十分です 十分 十分。」お母さんも嬉しそうです。
場面は変わり、、、やましたさんはスタジオにいます
2つの大きな座布団が映りました。
みきさんがご自分のお仕事である高座で使っている座布団なんですが、実はみきさんのお母さんのお嫁入り道具なんです。
違った形で受け継いで 違った形で生かされる。
親世代と子世代とどうしたって価値観が違うけど、違いの中から違いを受け入れられていくことができたら、自分の価値観でがんじがらめなんだから違う価値観にぶつかったときに自分の殻が破れる。
心を開いてそれに向かい合ってみれば、こんな素敵な部分が合うんだって気が付く。
親は親の人生を生きているんだなっていう受容と寛容さが、ある意味自分に問われるのが親の断捨離。
![yumeri](https://yumenoheya.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_9907-copy.jpeg)
ほんとに、その通りですね!
【ウチ、断捨離しました】親のモノで困ってます!を見ての私の感想
一見、邪魔に思えるひな壇七段飾り は、確かにいきなり勝手に送られてきたら、私も困惑するだろうな と思いました。
でも、本物を手に取ると、気持ちって変わるんですね。
良いものは良い!
日本の昔からの伝統工芸と、孫への思い。ひな人形は女の子一人一人のお守りです。
娘さんが大きくなった時に、自分の健やかな成長を願ってお祝いしてくれたもの、と知れば、お母さんやおばあちゃんへの感謝の気持ちが沸々と湧いてくるでしょうね。
やましたさんが、
『気持ちに余裕がなくてはならない。
お義母さんにはその気持ちがある。
そのことを人形を通して教えてもらっているのかもしれない。』
と言ったことに対し、葉月さんが我に返ったことが、私は一番印象に残りました。
なんでも合理的に、必要なものだけを持つのではなく、「無駄だからって捨てるばっかりじゃなくて、多少物は増えてもいいものを一つくらいは持っているのも悪くない。」
と気持ちが切り替わったことが素晴らしいと思いました。
また、みきさんのお宅では、
やましたさんが、お父さんの思いに寄り添い、このままにしてあげたい、と思ったこと。
何でもかんでも断捨離するのではなく、みきさんとお母さんがお父さんに寄り添うだけで、お父さんも みきさんとお母さんに寄り添ってくれるんだ、
ということを気づかせてくれました。
やましたさんの、葉月さんとみきさんへのアプローチは、今回も勉強になりました。
全国の親のものでお困りの人たちが、きっと何人も救われたに違いありませんね。
【ウチ、断捨離しました】見逃し配信で見る方法
先週のを見逃してしまったら1週間だけ見られる方法があります。
私のように外国に住んでいてもTVer(ティーバー)なら見られます!
1週間だけ見られますよ!今回は来週お休みだから2週間見られます。 下⬇︎を参考にしてね♪
【ウチ、断捨離しました】番組概要(BS朝日公式サイトより)
再来週も見逃せませんね♪
『ウチ、断捨離しました』やましたひでこさんプロフィール