今回は大規模なリフォームをしましたよ。
姑(しゅうとめ)の家からやっと解放されて ご夫婦好みの家にすることができました。
ご夫婦もお子さんも とても仲がよいので安心してご覧になれます。
今回、人の因縁というものをつくづく感じた回でした。
【ウチ、断捨離しました!】自分の家を好きになりたい! 脱・姑…マイホーム大改造
今回は、埼玉県さいたま市 大宮の一戸建てにご主人と3人のお子さんと暮らすじゅんこさん(41歳)のお話です。
ご家族は、ご主人けいいちさん(52歳)、長男たかおみ君(10歳)、次男おみと君(7歳)、長女かのんちゃん(4歳)。
築23年6LDKで、中を入ってみると、、、どこもきれいに片付いています。何も問題なさそうなのに、なぜかじゅんこさんとご主人はこの家が好きになれないでいるのです。
じゅんこさんにお話を伺ってみると、
ご主人とお義母さんが長いこと住んでいた家で、家の中にはお義母さんが集めた物が大量にあったそうなのです。
5年前にお義母さんは亡くなり、そのまま過ごしていたところ、じゅんこさんはこれではダメだと思い昨年の年末から片付け始めたそうです。
じゅんこさんはご主人と11年前に結婚し、お義母さんと同居という形で嫁いできました。
中の家具を見ると、お義母さんの趣味がものすごく出ていて、ソファーはヨーロッパの貴族が座るようなゴージャスな作り、ダイニングテーブルは大理石,という感じです。
しかし、このテーブルが最近問題になっていて、お子さんたちが頭をぶつけたり、印象的に冷たいこともあるので一枚板のテーブルに変えようかと検討しているそう。
そして2部屋続いているお義母さんの和室の奥は物置状態になっていました。
現在、2階の子ども部屋で家族全員が寝ているとのことでした。しかし、そこの部屋もおもちゃが多くて困っています。
スタッフさんがお子さんに聞いてみると、
「買ってくれるのはうれしいんだけど多すぎるんですよ」との返答。
どうやらお父さんはお子さんたちに大変甘く、欲しいと言われたおもちゃはどんどん買ってくるらしいのです。
ご主人のけいいちさんも、
「自分も父から一度も怒られたことがなく、一方母はとても厳しかったので、自分は子供に甘くなってしまう」というのです。
ここでビックリする発言が長男のたかおみ君から出ました!
買ってくれて嬉しいけど パパは自分のお金 使ってもいいからね。
驚きながらも、それにうなずくパパの顔のおだやかさ。平和です。
お子さんから
こんな言葉が出るなんておどろき〜〜〜♪
自分の家を好きになれない やましたさんがやってきた!
これは何? 柄(がら)? とやましたさんは壁を見ながらこう言います。
じゅんこさん曰く、汚れだそうです。リビングの壁から ふすま から あちこちについているシミ、よごれ、手あか・・・じゅんこさんは嫁いだ時からこの壁の汚れに気がつき、見て見ぬ振りをしていたそうです。
そして、その汚れを覆い隠すように、たくさんの写真や額を壁に飾っていました。
理由はお義母さんが厳しくて言い出せなかったのが大きいそう。
ご主人もお母さんとは昔から軋轢(あつれき)があったそう・・・つまりギクシャクしていたんですね。
やましたさんは、この家を見てこんなことを思ったそうです。
汚れたまま放置 愛されていない家
じゅんこさんの不満は自分の家じゃないってこと。自分の家と思えない。
イチから家づくりに参加していない。そこから思いがスタートしている。
それはお義母さんの家だから。それを受け継いだものの全然自分の思うような家じゃないという不満。
そこからスタートしているから何をやっても面白くない。
だから ただかたづけているだけ。ただ捨てるだけ むなしい感じになっている。
壁紙の汚さ その汚れが自分達の気持ちを汚しちゃっている。
じゅんこさんは、うなずきながら聞いています。
ここでご主人も言葉をはさみます。
母とは軋轢(あつれき)もあって16歳の時に父が他界し、病床で「母を頼むよ」と言ったんです。その言葉が私にはとても重かった。
母を置いていけないので大学も家から通学 就職先も家から通勤。
家に縛られてしまって ここに家を建てると私は外に出られなくなりました。
姑(しゅうとめ)のいるところに嫁いできてくれたじゅんこさんには感謝しかない。
この家を自分も好きになりたい。
妻の念願の壁紙を変えたりリフォームと断捨離。
自分達のカラー作りを1からやりたいと思っている。
これを聞いたやましたさんのアドバイスは、
和室をフローリングにしたら、子どもたちのプレイルームになる。
その前段階として徹底的に断捨離したらリフォームがすごく容易になる。
リフォーム費用も軽減できる。そんな狙いで断捨離に取り組んでみようか。
というものでした。
姑が残したものにさようなら!
やましたさんのアドバイスに同意したじゅんこさんとけいいちさん。
お子さんたちも一緒に、まずはお義母さんの部屋の一番奥の押入れを空っぽにする作業から断捨離を開始しました。
お子さんたちの協力的な姿に感心したやましたさん。
楽しみだね。あんなに子どもたちが協力的で みんなで新しい家を作るって。
何これ? カメ
何これ? おばあちゃんが使っていたんだよ
お子さんとお母さんのやりとりが面白い。
座布団やら贈答用の布巾やら、お義母さんの遺物がどんどん出てきました。
お義母さんはもう違うところに住んでいるわけだから思い切ろうね
お義母さんの忘れ物 取りに来ないし始末してあげよう
大掃除したことは記憶にない
しっかり本腰をいれてやると いらない物が多いことに気づきますね
とけいいちさん。
じゅんこさんが結婚当時に購入したピンクとベージュの布巾が出てきました。
夢を持って買ったんだ
でもね 使う機会がなくて。
結婚して使うだろうと買ったが(姑から)「もうあるから」と言われて・・
私も同居だったからすごく経験がある。
器ひとつでも自分の思うようにならない。まして新婚なのに。
新婚時代なんて ほとんどなくて
今から新婚さん!
はい、新婚さんやります!
4時間で押入れも、押入れのあった和室は空っぽになりました。
一つ更地ができると違うね
すばらしい!
お義母さんの忘れ物は忘れ物として お返しして
次に更地にするのは ここ!
宿題を出して、やましたさんは帰りました。
じゅんこさんは
私が嫁いだ時から壁紙の汚れは気づいていて、義母が壁に手をつきながら立つというのをよく見ていたので ここは”義母の家”だと思い込んでしまった
この日の断捨離ノートには
「私も主人もこの家を好きになれていないこと
➡︎亡き母の家ではなく自分たちの家だと思えるようにしたい!」
とありました。
”自分の家”へ大改造計画
スタッフさんがじゅんこさんの家に行ってみると、、、
なんと早速 宿題ができていました。一つだけ迷った物があったそうで・・・
義母が出産祝いに買ってくれた物がどうしても処分出来ず困っていたのだそう。でも物として残すのではなく「ありがとう」という感謝の気持ちで もうお別れしてもいいのかなと手放す決意をしたそうです。
全体的に視覚が変われば”自分のお家”になっていくと思う。
厳しかった姑 つらい新婚時代
じゅんこさんは料理好きです。子ども好きで結婚前は保育士をされていたそう。SNSでご主人と知り合い2011年にご結婚。
実家の岡山では自由にのびのびと生活していましたが、
ここでは洗濯物の干し方から一つ一つ言われました。
お茶碗のご飯のつぎ方、お皿の洗い方、全部教えていただきました。
とは言うものの、何度も泣いたそうです。
でも夫が優しくて必ず晩ごはん前には帰ってきてくれました。
そして、まだ友達や知り合いがいなかったけど全部優しさで包んでもらっていました、と話します。
ご主人曰く、
しつけは厳しかった。
箸の上げ下ろしから全て社会に出ても恥ずかしくないよう教えてもらいましたね。
すごい食べ方がきれいで それが第一印象。
今まで会った男性の中でいちばんきれいに食事をしていました。
そんな話をしていました。
さて、今日はダイニングテーブルを見に行きました。
ご主人はログハウスが好きなので温かみのある木の素材がいいと思ったそうです。お二人はとてもステキな木目の木を見つけましたよ。
子どもも!自分たちの部屋に
「処分する物は処分 いる物はいる しっかりケジメをつけて捨てていく」 と長男のたかおみ君
次男君は「2階の片づけを頑張る!」と2人ともやる気満々です。
でも途中で遊んでしまう子どもたち
遊ばないという約束です!
取り残されて相手にしてもらえない娘(かのん)ちゃんは途中で泣いてしまいました。
子どもの片づけは根気以外 何もないですね
遊んでいらっしゃるんですけど・・・
と じゅんこさんが困っているところへやってきたお父さん。
遊ぶ前にいる・いらないに分けよう。今日はそれがメインだから。
と言ってくれて 片づけが なんとか終わりました。
よく仕分けしたね。えらい!
”自分の家”へ リフォーム開始
例の大理石のダイニングテーブルが業者によって運び出されました。
それを見ていたご主人曰く
処分というより卒業ですね。
そして、お義母さんの食器棚も急遽処分することにしました。
お義母さんが来客用にためていた食器を処分したら じゅんこさんの使っている食器棚一つで間に合うようになったのです。
次は壁紙の張り替えです。
ご主人がログハウス好きなので木目調のブラウンと、やさしい光を反射する白い凹凸のある壁紙を貼りました。
姑から卒業 帰るのが楽しみな家
やましたさんが再びやってきました。
頑張ったね。すばらしい!
うれしいです
壁紙の影響は大きいね。汚いシーツにずっとくるまっていたわけだから。きれいなシーツに変わって全然気持ちが違うでしょう?
違います
ようやく愛着が湧きそうです
床まで変えたんだね! と和室の畳がフローリングになっているのにも感激します。
2階の子ども部屋もすっかりきれいになり、おもちゃも減って整理整頓されていました。
こんなに広い部屋だったんだ!
今までは家に帰っても自分の家に帰ったという実感がなかった。
家がきれいになって好きになったら家に帰るのが楽しくなった。
家って大事だね。
じゅんこさんの断捨離ノートには
『11年前にこの家に嫁いできてお義母さんの強烈な存在に悩み 何度、涙したことだろう。けれど、そこがあったから強くなれたし、ありがとうとも思える。断捨離して新しい道へ進んでいける』
<<やましたさんの家>>
汚い壁紙と新しい真っ白な壁紙の2つのサンプルが並べて置いてありました。
それを見ながらやましたさんは
本人たちは 汚い壁紙を見ていたのに見えなくなっていた。
手入れをするから好きになる。
好きになるからもっと手入れをする。
これを 天使(エンジェル)のスパイラル と言います。
褒めて褒めて褒めてあげたいです。よく自分たちの力で かわいい子どもたちと共に新たな世界をとりもどした。すばらしいです。
<<じゅんこさんの家>>
じゅんこさんとお子さんみんなで 新しいダイニングテーブルの上でドーナツ作りが始まっていました。
出来上がったドーナツをご家族で食べています。ご主人のけいいちさんも嬉しそうに手作りドーナツをほおばっていました。
自分の家を好きになりたい! を見ての私の感想
優しいご主人がいて、協力的なお子さん3人に恵まれて、とても とてもステキなご家族だなーーー、と思い じゅんこさんが羨ましく思えました。
なのに、じゅんこさんは お姑(しゅうとめ)さんにずっと泣かされてきたんですね。ご主人も厳しいお母さんにずっと悩まされてきたのですね。
人間、誰でも試練があるものだ、どんなにいい人でも悩みはある。でも振り返ってみると、それがあったから強くなれた と感謝できているじゅんこさんは素晴らしいと思います。
そして、厳しいお母さんにしつけられたご主人の所作に感動したじゅんこさんだからお二人は結婚に至った。
ほしいおもちゃを沢山買ってもらって、それが当たり前になってもおかしくない ワガママな子どもになってもおかしくないのに、お子さんたちはそうはならなかった。
「お父さん、おもちゃ買ってくれるの嬉しいけど、自分のお金なんだから自分で好きな物 買ってね」
10歳の子の言葉とは思えない人格者にただただ感動しました。
お義母さんは嫌われる役回りだったけど、ちゃんと今はつじつまがあう。
掃除・片付けランキング
【ウチ、断捨離しました】見逃し配信で見る方法
先週のを見逃してしまったら1週間だけ見られる方法があります。
私のように外国に住んでいてもTVer(ティーバー)なら見られます!
1週間だけ見られますよ! 下⬇︎を参考にしてね♪
【ウチ、断捨離しました】番組概要(BS朝日公式サイトより)
来週も見逃せませんね♪
『ウチ、断捨離しました』やましたひでこさんプロフィール