物置部屋がある家は、必ずといっていいほど夫婦のいざこざがありますね。
しかも今はオンラインでの仕事が増えて、夫婦の一緒にいる時間も長くなる。
そうなると、お互い一人でいられる部屋は必要不可欠・・・
娘ちゃんのためにも何とか切り抜けてほしいですよね!
ゆいさんは、とっても素直で今回本当に頑張りました。
最後までごらんいただけると、片付けるだけで夫婦の関係が改善されていく様子がわかります。
【ウチ、断捨離しました】壊れた愛を取り戻せ!瀬戸際夫婦 “修復の糸口”
今回の舞台は京都。主人公はゆいさん(51歳)です。ゆいさんはご主人(54歳)と娘ちゃん(7歳)との3人暮らし。
間取りは4LDKですが、どこの部屋もパンパンです。
ダイニングキッチンのテーブルには半分がご主人のパソコンと仕事道具。半分はゆいさんの物が置いてあり、食事をするスペースはありません。
もちろん、ゆいさんはここで食事をしたいと思っているのですが、今は仕方なくリビングで食事をしています。
ご主人は1年の3分の2は外にいるのですが、3分の1はホームオフィスであるこのテーブルの上だけが居場所です。
問題なのは、ゆいさんは大の片付け下手。ゆいさんは、椅子の背もたれ、ご主人のダイエット用の自転車など、どこでもここでも服やかばんや色んな物を掛けてしまう癖があるんです。
ご主人はこういうのが嫌いなため、ゆいさんはご主人から「元に戻せ」と口うるさく言われているんです。
2階に行ってみると、洋間は物置状態。新婚旅行のニューカレドニアでご主人に買ってもらったステキな引き出しも、全く使っていなく、かといって手放せずにいます。
同じ2階の和室はご主人の洋服が架けられ、単身赴任で使っていた衣裳ケースや電子レンジなど持ち帰った物が雑然と置いてあります。
押し入れに入れたくても布団やその他の物で全く入る余地がないからです。
寝室のクローゼットの中もパンパンです。
こういう状態なので、ご主人は常に機嫌が悪く、お互い口を開けばケンカになります。
ご主人の胸中は、不満に思うとイライラするので目をつぶった方がいいと思い、何も言わないようにしているのだとか。
ご主人はいつも「何で片付けない?」と聞くそうなのですが、ゆいさんの答えはいつも言い訳にしか聞こえないそうです。
例えば、なぜ引き出しの前に物を置くのか?➡︎引き出しが開けられない
アイロン台はアイロンをかけるためにあるのに物が上に置いてありアイロンをかけられない状態になっている。
まさに正論ですよね。
ゆいさんは、以前にご主人から離婚を言い出されたこともあったそうです。
2階に置いてある電子レンジを巡って、ここですごい会話のやり取りが映し出されました。
俺が置いておけと言っている
何に使うの?
電子レンジとして使う。以上。
俺は置いておくと言っている。どこに置こうが俺の勝手。
いつ?
いつでもいいやろ! お前には関係ない!
このやり取りだけを聞いていると、ご主人 冷たい感じがしますよね。
ゆいさんは、
やはり家が汚いのはネックになっている。片付けることで修復できるとは思わないけど夫婦仲良く 家族仲良く 多いっきり笑い合える家族になりたい。
そんな思いで断捨離をすることになりました。
断捨離で修復!こじれた夫婦関係
やましたさんがやってきました。
ダイニングテーブルの上を見るなり、
仕事してるんだかご飯食べてるんだか分からない状態だよね。
はい、それで主人の部屋を2階に作りたいんです。
ということで2階にやましたさんを案内すると・・・
ご主人の部屋できるじゃない・・・
物がなくなればできますね。でも、捨てようと思うと「まだ使える」とか「もったいない」とかいう思いがでてきてしまって・・・
ひと部屋を潰(つぶ)して自分たちの居場所がない現実と、ここにある物の山とどっちがもったいない?
物がある方がもったいないと思ってチャレンジするんですけど、結局は捨てられずに終わってしまうんです。
部屋は今役立ってる?
いえ・・・
役立つありさまにしたら誰に一番役立つだろう?
主人です。今あまり仲良くなくて機嫌が悪いので。
ご主人と仲良くしたいわけだよね? ご主人大切?
はい
だったらご主人のために役立つ空間を作ろうか
はい
やましたさんは、ゆいさんの気持ちを確かめると、2階廊下のクローゼットから断捨離しようと提案しました。
この中にはご主人の物とゆいさんの物の両方がパンパンに入っています。
ここには不機嫌な種しかない
でも、主人のものが半分ぐらいあるので一緒にやっていかないと・・・
とゆいさんは不安そうです。
まずは自分の物。
ここをまずはご主人の専用にするくらいの気持ちで、あなたの余計なものを取り除いて、ご主人に「どうぞ ここはあなたの専用よ」と言ってあげましょう。
「あなたの物もあるから一緒にやってくれないとできない」というのは次のステップ。「ここを一緒にやろう」と提案した時に、一緒にやりたいような雰囲気じゃない。
ご主人と仲良く機嫌良く生活を共にしたい。これが今の一番大きな目標。そのための断捨離。
ゆいさんはやましたさんの言葉を理解したようです。
いざバッグの断捨離を始めると、保留ばかりで全く進みません。
黒いワンピースを手に取ると、これも迷っているので、やましたさんが、
今着てみて と提案。
ゆいさんが実際に着てはみたものの、やはりまだ迷ってます。
仲良くしたいご主人に見せて聞いてみる?
ゆいさん、素直に意を決してご主人に どう? まだ着られそう?
と見せましたが
俺が着るんじゃないんだから・・・とそっけない返事。
そのことをゆいさんがやましたさんに伝えると、
やましたさんは、
じゃ、自分で決めなくちゃ。
今年の夏に着なかったら捨てる
やましたさん、ここで一喝!
今 判断することを保留して先延ばし。先延ばしの結果がこれ。今決めてみよう。
とは言ったものの、やはりゆいさん決められません。
仕方ないので保留にし、次は上の棚にあった書類を断捨離してみることにしました。
すると、あら不思議、書類の方はどんどん捨てられたのです。
ゆいさんはご実家が呉服屋さんだったこともあり、服に興味を持って育ち、洋服に対する思い入れは強く、かなりハードルが高かったようですね。
書類がスッキリ片付き、ご主人の物だけになったので、クローゼットもスッキリしました。
成果をご主人に見てもらおうとするのですが、どう言ったらいいだろう・・・と内心不安・・・ワンピースの件で撃沈だったですものね。。。
ドキドキしながらもご主人をクローゼットに呼ぶことができました。
クローゼットを見たご主人 きれい! が第一声。
ここはパパ専用のクローゼット
ここは もう僕の物?
次この部屋をやって私のいらない物を捨てて、寝室のクローゼットのいらない物も捨てて寝室に入る物は入れて順番に押し出しで・・・
いつまでに? 目標を決めないといつまでも出来ないよ(やはりご主人厳しい!)
1ヶ月後に私が参りますので とやましたさんがすかさず助け船をくれました。
ご主人はちょっと安心したような表情でした。
断捨離 1週間後 夫婦の亀裂・・・原因は 見つかるか?関係修復の糸口
1週間後に訪ねてみると、書類がかなりゴミ袋に入っていました。
ゆいさんは、服飾系の整理をしていたのですが、ボタンを見ながら、メルカリで売ってみようかな
でも、手間を考えるとそれもちょっと、、、という感じで今日のところは保留です。
ゆいさんは仕事が大好きで以前は帰ってくるのが午後10時〜11時だったそうです。生活には仕事を一番に置いていたのだそう。
ご主人とは大学の同級生で、最初はご主人の方がゆいさんにゾッコンで2002年に結婚しました。
許されると思っていました。遅くまで働いて帰ってこようが、、、自覚が不足していました。思いやる気持ちが不足していました。
一番衝撃だったのが、ご主人が赴任先から帰ってきた時に荷物を中に運ぼうとしたら「触るな」「ほっといてくれ」と言われたので何かが崩れると思ったのだそう。
今回、断捨離という一つの話題のおかげで、夫婦の会話も少し増えていきました。
2階の真ん中の部屋で粗大ゴミに出せそうな物ある?
キーボードはいらないでしょ。コンポもいらないでしょ。CDなんか聴かない。
(CDを)捨てていいの?
乃木坂46はあかん。(真面目な顔していつも厳しいのに、ご主人お茶目です)
断捨離3週間後 夫の胸中 妻の決断
この日番組スタッフさんを迎えてくれたのはご主人のみでした。
今 外に出ています。子どもと。
2階の部屋に行ってみると、CDを全部片付け、とてもスッキリした印象です。
乃木坂のCDは、ちゃんと棚の中に死守していました(笑)
「ご主人から見て奥さんどうですか?」とスタッフから聞かれると
見ての通り、かたづけているのか散らかしているのか分からない。と相変わらず辛口です。
「奥さんの最初の印象は?」の問いには
もう忘れました もしかすると、照れているのかもしれませんね。
ゆいさん帰ってきました。
ゆいさんが保留にしていた黒のワンピースは、少しまだ・・・悩んでいるそう。
古着屋さんに行ったけど休みだったそうで、、次にチャレンジするそうです。
ご主人も自分の物を率先して断捨離し始めました。
それを見ているゆいさんに対して
見てないでさっさとゴミ箱に入れろ! と相変わらずのぶっきらぼう。
でも、嬉しいことがあったんです!
娘ちゃんがリズミカルに階段を登ってきて、お母さんにプレゼントを渡しました。今日は母の日です。
買ってくれたの? 中を見ると素敵なドライフラワーが入っていました。
パパと買ってきてくれたの?ありがとう。(ゆいさん嬉しそうに涙目です)
ご主人が娘ちゃんと一緒に買ってきたのです。優しいところありますよね。
まさか買いにいってるとおもっていなかったので びっくりしました。
夫婦再出発へ 妻の思い
1ヶ月後にやましたさんが再びやってきました。
なんと、洋間も和室もキレイに片付いています。ご主人の部屋が完成していました。そして、和室には娘ちゃんの物を置くことにしました。
そして、床の間には、使っていなくて捨てられなかった例の新婚旅行で買ってもらった引き出しが置かれ、横には家族写真が飾られていました。
この1ヶ月、ゆいさんにしてみたら孤独な闘いだったね。ご主人はどうだった?
テレビ台を ばらしてくれたり、夜遅くなって(物を)そのままにしていたら、朝起きたら片付けてくれたり、陰ながら応援をしてくれているのかな。
<<やましたさんの家から>>
迷いに迷って断捨離した、あの黒いワンピースがかけてありました。
ご主人の怒りは、自分の居場所のない ”哀しみの表現” だったんじゃないかな。
【ウチ、断捨離しました】壊れた愛を取り戻せ!瀬戸際夫婦 “修復の糸口”を見ての私の感想
最初のご夫婦の会話のやり取りが怖すぎて、もしかすると離婚になってしまうかも・・・と頭をよぎりました。
今回の場合は、ゆいさんのご主人に対する愛が深く、もう一度いい関係を作りたい、という願いが伝わってきました。
まだ7歳の娘ちゃんのことを思えば絶対別れてほしくないですものね。
幸いゆいさんにご主人への思いが残っていたからこそ出来たのだと思います。
もともとはご主人の方がゆいさんにゾッコンだったので、可能性はゼロではなかったわけですよね。
最近、この番組を見てて思ったのは、ご夫婦の片付けの偏差値は真逆で対称的という驚きです。
しかもご主人の方がキレイ好きで断捨離もパパっとできる。奥さんはその逆で物をため込み捨てられないパターンです。
夫婦生活が長引くと、そりゃぁキレイ好きな方はイライラするに決まっています。言葉も荒くなって当然なのかもしれません。
全国に放映されるので、テレビカメラを意識して、少しは物言いも優しくなるかと思いきや、ご主人はふだん通りでした。
ご主人の態度から、他人によく見られよう、いいご主人だと思われよう、という、そんな考えが微塵もないということが伺えました。
どう思われてもへっちゃら、という強靭な精神はすばらしいと思いました。
そして、最後にやましたさんが、
ご主人の怒りは、自分の居場所のない ”哀しみの表現” だったんじゃないかな。
と言われたことが、本当にそうかもなぁ・・・と思いました。
でも、ゆいさんがガンバったおかげで、私にはこれからいい予感しかありません。
ゆいさん、物を増やさないよう、これから維持してくださいね。そしてご主人とお幸せに〜〜〜♪
掃除・片付けランキング
【ウチ、断捨離しました】見逃し配信で見る方法
先週のを見逃してしまったら1週間だけ見られる方法があります。
私のように外国に住んでいてもTVer(ティーバー)なら見られます!
1週間だけ見られますよ! 下⬇︎を参考にしてね♪
【ウチ、断捨離しました】番組概要(BS朝日公式サイトより)
来週も見逃せませんね♪
『ウチ、断捨離しました』やましたひでこさんプロフィール