今回登場したのは、人気小説家の深沢潮(ふかざわうしお)さんです。
作家生命のピンチ?!
断捨離で見えてきたものは過去の辛い記憶
「イライラしちゃうので・・・
親は絶対ですごく厳しかったです。
全ての束縛から身軽になりたい。
重いのはイヤです。。。」
こんな言葉が出ていました。
一人で3LDKに住んでいるのに荷物が多いのは確かにイライラしますよね。
yumeri
身軽になりたい人は必見です!
今回登場したのは、人気小説家の深沢潮(ふかざわうしお)さんです。
作家生命のピンチ?!
断捨離で見えてきたものは過去の辛い記憶
「イライラしちゃうので・・・
親は絶対ですごく厳しかったです。
全ての束縛から身軽になりたい。
重いのはイヤです。。。」
こんな言葉が出ていました。
一人で3LDKに住んでいるのに荷物が多いのは確かにイライラしますよね。
身軽になりたい人は必見です!
小説家 深沢潮(ふかざわうしお)さん 登場!
ここは東京都心。今回の主人公は深沢潮さん(55歳)です。ご両親は在日韓国人(お父さん91歳、お母さん84歳)で、今は介護付きマンションで暮らしています。
深沢さんは日本で生まれ日本で育ちました。
お家(3LDK)の中を早速見せてもらいました。リビングもキッチンも大変きれいで、どこが問題なの? という感じです。
問題は書斎と寝室です と言うのでまず書斎に行ってみると・・・
明るくてとてもいい感じのお部屋なのですが、確かに本が机の上に山積みになっていて、本棚の中もぎっしり詰まっています。
6年前に引っ越してきた時はスッキリしていたそうですがキャパを超えつつあるのだとか。そして、この部屋で仕事をしているとイライラしてくるらしい。
「資料がない、どこいった?」と毎日がそんな状態で、どこに何があるのか把握できてない、と潮さんは言います。
息子さんは独立、娘さんはアメリカに留学中で一緒には住んでいないのですが、二人の置いて行った荷物がそのまま置いてあるんですね。
潮(うしお)さんは、お子さんが幼い頃に離婚し、シングルマザーとして二人を育てました。
そして、寝室に行ってみると、ベッド以外の物がごちゃっとしていて、ここも夜寝る時に散らかっていてイライラするのだそう。
娘さんの部屋をのぞいてみると、部屋は結構きれいにしているのですが、どうやら潮さんの部屋やリビングに娘さんの物が置いてあるのがどうも問題のようです。
娘さんのきれいな部屋はそのままキープしておいてあげたい、という潮さんの親心でもあるんですね。
イライラ解消!小説家が断捨離に挑戦
やましたさんがやってきました。
やましたさんが中を見て家の状況を把握しました。
本当はどうしたい?
スーツケース1個で世界中を回りたい。自由に生きたい。
(夢に)向かわせないものは何だろうかって考える。息子さんと娘さんは背中から下りた。両親は担がなければならない。自分が決めてどうするか。
重いものはイヤです
実は私 重いものはイヤなんだと自分の気持ちに素直になる のが大切よ。
断捨離ポイント 長女の責任を象徴する物から断捨離
まずは書斎にあるクローゼットに取り組みました。書斎なのになぜかお父さんやお母さんの洋服、そして人からのもらいものがたくさん詰まっています。
お父さんの背広が3着でてきました。
お父さんからは取っておいてほしいと頼まれたのですが、取っておくにも1着だよね、と思いつつ、、、、
やましたさんには 自分で決めていいよ と言われたのですが、なかなか決められなくて後回しにしました。
そして、息子さんがくれたというダウンジャケットも出てきましたが、なんか着ないです と潮さん。
たくさんのもらい物をみているうちに、もらい物って本当に捨てにくい とつぶやきます。
もらったことだけに感謝しようよ。気に入らないのに我慢してもっていたら余計イヤじゃない?
やましたさんの言葉に背中を押されてこれらは処分。そしてまた、お父さんのスーツをながめて・・・。
いつか処分しないといけないから今処分した方がいいってことですよね?
引っ越しの時に捨てるってことは、今もいらないってこと。すごい今勇気がいると思うよ。本当はお父さんのところにあるべき物で、それを引き受けているのは誰?
いらないです。これは処分します。 お父さんが今後着ることはない、と判断して処分することに決めました。
次にお母さんのチマチョゴリ。これは取っておこうかな、と自分が着たいと思ったので残すことにしました。
断捨離ノートにはこんなことが記されていました。
「介護付きマンションに越した両親への後ろめたさ」
潮さんはこの思いを手放すことに成功しました。
断捨離12日目 重いものはイヤ!身軽になりたい!
この日は妹さんが助っ人にやってきてくれました。
クローゼットの断捨離に取り組んだのですが、ここで妹さんからの一言が大きい。
「ふだん会ってるお姉ちゃんの服とクローゼットの服のギャップがすごくある。レザー好きとかしらなかったもん。これ着たい!じゃなくてこれ着ていかないといけない、と自分の意志じゃないことが多いもんね。」
潮さんは妹さんのことばでハッとさせられました。
家族に会う時は地味な色の服ばかりを着ていたそうです。
母は「目立たないようにしなさい」と言ってました。自分達が目立たないように生きてきたから、母はまじめだった。母も制限されて生きてきたから子供にもそうしたんだと思います。
こういう個性的な服を着たい、本当は。うずらの卵の柄に一目惚れしてすごい気に入っているの。
花柄もお好きなようです。インタビューの時は花柄を着たり、新しい本のサイン会では表紙の赤い色に合わせて服も赤を着たりしています。
地味な服は手放し、クローゼットの中は着たい好きな服だけを残したので、かなり断捨離が進みました。
長女ちゃんとオンラインで断捨離
久しぶり〜 と潮さんと娘さん
私の書斎にあなたの物があるのよ。幼稚園のアルバムとか・・・
「幼稚園のアルバムなんて1回も見たことないよ。私じゃなくてママが決めて。その写真いらないもん。別に。」
いらないの?可愛いのに?
「ママがとっておきたいから取っておいたんじゃないの?」
そうかな・・・
そして、、、
これね、歯。乳歯ぜんぶ取ってある。
「こわ・・・いらない・・・」
親が良かれと思って残しておいても必ずしも子供が喜ぶとは限りませんね。
断捨離16日目 50代の再出発 人気小説家の知られざる過去
今日は書斎をやろうと思っています。お友達の三浦ゆえさんにお手伝いしてもらいます。
三浦ゆえさんは同じライター仲間です。
早速とりかかると、ゲラ(本になる前の校正された原稿)がたくさん出てきました。
ゆえさん曰く、「ゲラはいらないと思います。まず見返すことがないと思うので・・・」
潮さんも本になってるからこれはいらない、と納得し、全捨てしました。
いらないものを処分していくと、
あ、これ探してた! あっ このノート探してた!プロットのノートがなくて困ってた。
と、必要だったものがどんどん見つかります。
そして、スキャンしてPDFにし、データ化するお手伝いもゆえさんがしてくれました。
ちょっと人間が進化した気持ちになる。そうすると紙を溜め込まなくていい。
クローゼットの上の奥からは潮さんの子どもの時の思い出がつまったバッグが出てきました。
日記帳や幼稚園のころの絵です。
潮さんのお母さんは評価ばかりする人だったようで、潮さんにも自分で描いた絵に自分で評価をするように強いられたようです。絵には「いろをきれいにしましょう」とか「もうちょっとじょうずに」とか幼いひらがなで書いてあるのです。
そして、極め付けは これは母に書かされたんですよ、と
・言葉、行動に心がない(少ない言葉に心をいれる。言葉を選ぶ)
・歩き方、落ち着きがない
・読書(言葉が貧弱)
・人の悪口をいわない
ここ読んでいるといろいろ蘇(よみがえ)ってすごい悲しくなってくる。母はいつもジャッジしてるから 私のこと。
実は潮さんには3歳上のお姉さんがいて、潮さんが8歳の時に心臓病で亡くなっています。
お姉さんが亡くなった後、急にお母さんとお父さんの目が潮さんに向き、長女としての役割を期待し、支配的で思うように育てたい、という感じだったそうです。
潮さんは息苦しくてしかたなかったそうです。
この時の絵は捨てました。そして、断捨離ノートには
思い出全部じゃなくて、つらかった気持ちを手放す。自由にしていいのだから!役割なんて、人の目なんて、もういい!
と書きました。
1ヶ月後 人気小説家の「人生の棚卸し」
やましたさんが再びやってきました。
玄関に入ったとたん、
空気がちがう
声が響くようになったのです。
物が吸収していたんだね
ベッドルームを見てスッキリしたのを褒めたあと、一つのアドバイスをしました。スーツケースが横になっていたのを指摘しました。
断捨離ポイント 物を活かすには立ち姿で置く
スーツケースをオブジェのように、飾るように配置しました。
そして、書斎に行くと、洋服が入っていたクローゼットも、仕事に関係のある物だけになっていました。
本を出して整理して棚卸みたいな感じだったけど、人生の棚卸しをしたって感じです。
自分が今何をもっていて何が必要で何がいらないっていうのを、それだけに向き合ったことはなかったので本当に自分自身がわかった。自分をケアしていくための本も必要だな、と思った。
<<やましたさんのお部屋から・・・>>
よいこのせいさくちょう 例の潮さんが断捨離した絵が置いてありました。
親の観念に従っていた自分からの卒業、そんな証拠品ですね。
大きな分かれ目が50代。親の引いた路線に知らず知らず従ってしまっているのが50歳。50歳を分岐点に本来の自分が引こうとした線路に従っていくか、気がつかずに(親に)従って走るかに分かれますね。
<<潮さんのお部屋から・・・>>
きれいになった書斎で、文筆活動がサクサクと進んでいる様子が伝わってきました。
お顔もスッキリとしています。イライラの様子のかけらもありません。
今後は人生の棚卸しをした快適さ、手放したことの爽快感が作品に反映されるのでしょうね。
潮さんスッキリとした書斎になって本当によかったですね♪
「人気小説家 50代の再出発 私は私の道をゆく」を見ての私の感想
潮さんは、日本生まれで日本育ちにも関わらず、在日コリアンとしてのお父さんとお母さんに育てられたが故に、精神的に大変な苦労をされたのだろうな、と思いました。
でも、その経験が今の潮さんの作品の土台であり、潮さんにしか書けないストーリーになっているのだと思います。
断捨離を見ていて、私と共通点があり笑ってしまいました。
娘さんの乳歯を全部取っておいた、という親心、とっても分かります。そして、可愛い頃のアルバムやその他もろもろ。
私は歯ではありませんでしたが、娘が赤ちゃんの時に付けていた日誌や成長の記録。大人になって自分が母親になった時に役に立つかも、なんて勝手に思って取っておいたのです。
でも、実際に「これいる?」と聞くと「いらない」とバッサリ。
こどもってそんなものですよねー。過去なんて見ない。いらない。ほしいのは今と未来だけでいいわけです。
親も子供たちと同じように今と未来だけを見る決心さえできれば、過去のものなんて何もいらなくなるんですよね。
そしたら何でも捨てられるはずなのですが・・・できないのは捨てたら二度と手に入らない、という執着があるからですね。。。
掃除・片付けランキング
【ウチ、断捨離しました】見逃し配信で見る方法
先週のを見逃してしまったら1週間だけ見られる方法があります。
私のように外国に住んでいてもTVer(ティーバー)なら見られます!
1週間だけ見られますよ! 下⬇︎を参考にしてね♪
【ウチ、断捨離しました】番組概要(BS朝日公式サイトより)
来週も見逃せませんね♪
『ウチ、断捨離しました』やましたひでこさんプロフィール