片付けられない人の盲点!部屋の片付けは思考の癖が鍵!だから片付けられなかったんだ!

片付け

自分はこんまりさん流にやりたいのにときめきがわからなくて上手くいかない。

自分は断捨離したいのにどうしても断捨離できない。

こういう人結構いますよね。

実は、上手くいかないのは部屋の片付けは本来自分の持っている思考の癖が鍵を握っているようなんです。

しかも頭(顕在意識)ではわかっているのに心の奥底(潜在意識)では違うことを思っていたりする。

例えば、頭ではストックは多く持ってはいけないから処分すべきと分かっているのに心の奥底では処分したら損をしてしまう、と思っている。だから手放せない。

でも、誰かがそれ(ストック)を結構いい金額で買ってくれる、と知ったなら簡単に手放せる、みたいなね。

無意識の中にある判断の基準のようなものが原因 というわけです。

これは、良いとか悪いとかの問題ではなく生まれながらに自分の持つ思考の癖らしいので、これを知ることで片付けが思いどおりにいく場合があります。

そうか、だから片付けられなかったんだ!

って腑に落ちるかもしれません。

これは体癖(たいへき)という理論なのですが、調べてみたらとっても面白くてちょっとハマってしまいました。

体癖とは、持って生まれた気質(性格や行動パターン)・感受性(物事の受けとり方)・行動の個性、身体運動の傾向を12のタイプに分類したものです。自分や他人がどういう体癖かを知ることで、他人との付き合い方まで分かってしまうという人間のトリセツ(取説)みたいなものです。

私がハマった理由は、片付けに活かせるのはもちろん、自分が理解しにくい人が身近にいれば、その人間的な個性を知っておくことで、付き合い方も楽に考えられるようになる、というのが分かり、魅力的に感じたからです。

ここでは特に、片付けに活かせる感受性の違いについて深掘りしていきます。




部屋を片付ける思考の判断基準は5つに分けられる

私たち人間には感受性のパターンというものがあります。

同じ一つのことを聞いても、傷つく人もいれば全然気にならない人もいますよね。

これは体に例えると

ピーナッツが好きだけど食べるとアレルギーが出て大変なことになってしまう。

これは自分が好きな食べ物と体が受け付ける食べ物がマッチしないということ。

なんと、片付けも一緒みたいなんです。

このことに気づかせてくださったのは『少ない物ですっきり暮らす』の著者でもありライフオーガナイザーでもあるやまぐちせいこさん。

あなたが片付けがうまくいかない理由
⬇︎
物を選ぶ(物事を判断する)基準が大きくズレているから

山芋が好きだけど食べるとアレルギーが出る

本人の「好き」と体の「ゴメン」というのがズレている

自分はこう思うのに体は拒否するみたいな、ボタンが掛け違っている

この差片付けが上手くいかない理由らしいのです。



体癖を知ると片付けが上手くいく

やまぐちさんは 野口晴哉(のぐちはるちか)さんの「体癖」という書物を参考にお話してくださいました。

野口晴哉さんは明治~昭和に活躍された治療家で、「野口整体」の創始者でもあり「整体」という言葉を日本で初めて作った人物です。

人間は大きく12種類に分けられ判断の基準は5つに分けられるというもの

① 論理(道理や正義)
② 感情(好きや嫌い)
③ 合理性(損得)
④ 勝負(勝ち負け)
⑤ 愛憎(独自の探究・極める)

例えばお客さんがお店でこんな話を聞いた時

「A社の製品はこれとこれとこれがB社の製品よりも優れている。だからA社の製品を買いましょう。」

④の勝負(勝ち負けで判断するお客さんには響き、この商品を買う気になりますが、②の感情(好きや嫌い)で判断するお客さんには響きません。その製品を見ても心がときめかないからです。良いと頭では分かっていても買う気にはなりません。

yumeri
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そういえば私はこんな事を思い出しました。
日本のTVのCMでは、他社の製品と比較するような宣伝は見たことがないですよね?

でもアメリカのTVのCMは他社と比較するんです。

例えばA社とB社ではお互いの欠点を言ってうちの方が優れている、というような宣伝を平気でします。

最初見た時ビックリしたのですが、これが文化の違いなんだな〜って思いました。

相手をやっつけようとするアメリカの大統領選と似てますね。

そういう勝負的な判断をするお客さんには響くわけですよね。CM制作の本当の意図は分かりませんが・・・。

もし、なかなか物を捨てられない人に
「一箱捨てるごとに1000円あげるよ」と言ったら・・・

③の合理性(損得)で判断する人が聞いたら、直ぐにスイッチが入ってバンバン物を捨てられますが ②の感情(好きや嫌い)で判断する人は、特にお金には興味がないので捨てられないわけです。

やまぐちさんの場合は、片付けが上手くいかなかった時期は好き嫌いで判断するという感情判断」が基準になっていたそうです。でも実際には感情より損得で判断する「合理判断」の方が上手く行ったそうなんですね。

誰しも無意識の中にある判断の基準のようなものがある
他者との関わりも、自分との関わりも、実はズレていることを知らないといけないんですね。



自分の体癖タイプを知って片付けに生かす

yumeri
yumeri

色々調べてみると、この人間の12種類というのは生まれながらに決まっているんですって。

11種と12種は見極めが難しいらしく良い資料が見つからなかったのですが、以下10種までまとめてみますね。ビジュアル的にも特徴があるようです。自分はどれに当てはまるかな、と思いながら読み進めてみてくださいね。

一人の人間にはいくつもの感受性のパターンが同居していると言います。

その中でどの部分が一番強いかを見ていきます。ポイントは他人も自分も決めつけすぎず体格の特徴にもこだわりすぎないことだそうです。

下記の偉人・有名人の名前は臨床心理士の明石暁充さんのブログより拝借させて頂きました。

片付けのヒントに役立ちそうな場所にアンダーラインを引いてみました。

1種/2種 「善悪」が価値基準。知的に考え、ルール規則を守る。

(1種)ブレインタイプ 正しさ、論理性、知識。
何事も頭で論理的に整理、理解しようとする。公平、平等、ルールを大切に思う。新しいことを考えるのが好き。リーダーシップを発揮できるタイプ。高いところから世界を俯瞰(ふかん)するような視点を持ち、孤独に強くマイペースで自己完結的。胸に熱い情熱を秘めていて、理想主義的な面もある。

くせ毛、首が太い
芥川龍之介・リンカーン・野口英世

(2種)イメージタイプ ファンタジー、変身願望、妄想や空想など虚構の世界。思考タイプだが、言葉よりもイメージ力が強い。理性・公平さを重視。情報が頭の中にインプットされやすく影響を受けやすい。言葉で傷つきやすい、ホメ言葉に弱い。基本的には受け身タイプ。目標が設定できていれば元気になれる。

昆虫顔、本好き
アインシュタイン・夏目漱石・織田信長・手塚治虫

3種/4種 「好き嫌い」が価値基準。感情的に考える。

(3種)バランスタイプ 楽しさ、綺麗さ、華やかさ、良い空気感。食べることが好き。カラフルな色合いが好き。集団の中で調和をとれる。雰囲気を和ませる。不安やストレスを抱えていても周囲には分かりにくいことも。好き嫌いがはっきりしている。感情の起伏は激しいが、あとに残らない。

食を愛す、アイドル系 モーツァルト・パブロピカソ・マリリンモンロー

(4種)ミステリアスタイプ 平和、調和、おもてなし精神、静けさ、良い雰囲気。感情があまり表に出なく、感情表現は苦手だが、人の感情を受けとめる、癒す力がある。清潔感重視で自分の意見より、人の意見を優先する。嫌いなものはハッキリしているが、好きなものはあいまい。ファッションセンスがよい。

モデル系 チャップリン・宮澤賢治・ビビアンリー

5種/6種 「損得」が価値基準。全て行動ベースで考える。

(5種)アクティブタイプ 効率、万能、現実面。運動選手に多い。損得が判断基準で合理的だが、基本的には直感をもとに判断している。割り切りや決断が早い。ものごとを合理的にテキパキと決める。一か所に落ち着いてじっとしているのが苦手で行動しながら考える。身体を動かすことでもっとも発散できる

スポーツ好き、V字型体系
ジョンFケネディ・スティーブジョブス・ブルースリー

(6種)ロマンタイプ 平等、ロマン、自由、癒し。夢を胸に秘めたロマンチスト。単調な毎日が続くと、突発的な行動に出たくなる。イベントや祭りごとが好き、引っ越し好きも多い。内向的で傷つきやすい面がある。日常に息苦しさを感じ、ルールや規則をちょっと破りたくなったりする。

すぐ寝る、平和好き
ジョンレノン・高倉健・CGユング

7種/8種 「勝ち負け」が価値基準。反抗的に考える。

(7種)パワータイプ 真の強さ、根性、ナンバーワン。他人から言われたことに無意識的に反発しやすく、謝るのが嫌い。人情に厚く、義理堅い。武術家、格闘家に多い。闘いの中に自らの価値を見出す。表現が大げさで、言いすぎややりすぎになってしまうことも。その一方で自分の本心は素直に言えない人が多い。

色黒、闘争心がある
モハメドアリ・キング牧師・豊臣秀吉・三島由紀夫

(8種)ボランティアタイプ 美しい生き方、ブラックユーモア、オンリーワン。人がやらないことをあえてやるようなボランティア精神があり、自分自身の勝ち負けより、集団の勝利を重要視する。権威を嫌い、自分を犠牲にしても尽くす。困難な状況の方が生きている手ごたえを感じ、褒められても素直に喜べない。

負けず嫌い、足をよく組む マザーテレサ・ナイチンゲール・マハトマガンジー・カールロジャース・徳川家康

9種/10種 「愛憎」が価値基準。直感的に考える。

(9種)マイウェイタイプ 絶対領域、凝り性で完璧主義の職人タイプ。世話好きで人の面倒を見たがるが、自分が人に世話になるのは好まない。仕切り型。直感で判断するのが得意。狭い空間が好きで全体がよく見えるような隅っこを好む。何かに打ち込む、集中力が高く何事も徹底してやらないと気がすまない。コレクションの趣味がある。建前よりも本音や真意にこだわる。

変態的、体の線が細い
バッハ・Sフロイト・岡本太郎・ガリレオガリレイ

(10種)マザータイプ 身内と他人の線を引かないファミリー感。みんなで集まると、自然に場の中心にいる。世話好きで気前がよい。他人の面倒見はいいが、身内の扱いは下手。食事は大勢でいろんな種類のものをたくさん食べるのが好き。「外面はいいが家では・・」と外でかっこよくなるタイプ。

情に厚い、親分的存在
ベートーベン・オードリーヘップバーン・勝新太郎・尾崎豊

ご自分のタイプはどれに当てはまるか見つかりましたか?

やまぐちせいこさんのお話によると、タイプが自分では分からない場合は、
今回は好き・嫌いで片付けてみよう、とか
今回は損得で片付けてみよう、とか
今回は直感で片付けてみよう、とか 色々試してみるのをおススメします、とのことでした。




片付けられない人の盲点!部屋の片付けは思考の癖が鍵!<まとめ>

片付けが上手くいかないのは、本来自分の持っている思考の癖、

つまり無意識の中にある判断の基準のようなものが原因です。 

この思考の癖は体癖と言い、生まれながらに自分が持っているものです。

体癖を知ると片付け方がわかります

判断基準は5つあるので、自分にはどれが一番合っているかを試してみる

① 論理(道理や正義)→論理的に考え目標を立てると上手くいく
② 感情(好きや嫌い)→好き嫌いでいるいらないを判断すべし
③ 合理性(損得)  →損得で割り切って考えると上手くいく
④ 勝負(勝ち負け) →誰かと競争するとやる気が出て上手くいく
⑤ 愛憎(独自の探究・極める)→直感的に考えると上手くいく

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自分の心の本音と対話してみてくださいね。

片付けのヒントになれば嬉しいです♪

やまぐちせいこさんの動画はこちら⬇︎

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