ウチ、断捨離しました【感想・内容】英国人ママの”捨てない断捨離”9月7日放送分

メディア・断捨離

今回は、イギリス生まれの奥様フィルさん(39歳)が断捨離に挑戦です!

フィルさんは語学指導のため22歳で来日し、11年前日本人のご主人とご結婚。

今は 外資系の会社にお勤めのご主人(40歳)長男ベンジ君(9歳)長女マギーちゃん(7歳)次男ジミー君(5歳)の5人家族。

東京・渋谷区の住宅街、2LDKのマンションに2年前に引っ越してきました。

でも子供の成長と共にモノも増え、コロナ禍でずっと子供が家に居たので片付けもままならずカオス状態。

フィルさんは、ごちゃついた部屋とイライラの心理状態を打破するべく断捨離を決意しました。

でも、フィルさんはモノをとても大事にする方でいざ捨てようとすると、どうしても手が止まります。

果たして断捨離は上手くいくのでしょうか?

やましたさんはどんなアドバイスをしてくださるのでしょうか?

番組をご覧になった人も見逃した人も是非ご覧ください。

面白い展開が待っています!

はじまりはじまり〜♪

 

出演者 やましたひでこさん
    平泉成さん 断捨離の妖星(ナレーション)

やましたひでこさん プロフィール

やましたひでこさん プロフィール

一般財団法人「断捨離®︎」代表
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み応用提唱。誰もが実践可能な「自己探訪メソッド」を構築。

断捨離は人生を有機的に機能させる「行動哲学」と位置づけ、空間を新陳代謝させながら新たな思考と行動を促すその提案は、年齢、性別、職業を問わず圧倒的な支持を得ている。

『断捨離』をはじめとするシリーズ書籍は、国内外累計500万部を超えるミリオンセラー。アジア各国、ヨーロッパ各国において20言語以上に翻訳されている。

※「断捨離」はやましたひでこ個人の登録商標であり、無断商業利用はできません。

現在、BS朝日「ウチ、断捨離しました!」
<毎週月曜夜8時>レギュラー出演中。

(Amebaオフィシャルブログより引用)

 

「ウチ、断捨離しました」捨てない断捨離ってどうやるの?

「ウチ、断捨離しました」フィルさんのお部屋の状況

広〜いリビングには壁一面に棚があり、モノが沢山入っていそう。

床一面にプラレールなどのオモチャ、ソファーの陰にはフタが開いた段ボールが置いてあり、中に沢山モノが入っています。

リビングに続いたダイニングのテーブルの上には、面積の半分ぐらいにいろんなモノが山積みです。

息子さん2人の子供部屋に行ってみると、ここもグチャグチャ状態!

本もオモチャも混ぜこぜにその辺に散らかっています。

本は本棚に収まりきれないのか、入れるのが面倒なのか、床もベッドの上も学習の本や絵本だらけ。

ご夫婦と娘さんの寝室は他の部屋に比べると、わりと片付いてはいますが、

収納の棚の上には収まりきれない大量のアクセサリーがやはり山積みです。

しかも個性的なものばかり。

フィルさんてどんな人? どうして断捨離しようと思ったの?

実はフィルさん日本のファッションの研究をされていて、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院文化人類学の博士号をお持ちです。

原宿などで若者のファッションを取材して本を書いています。

フィルさんは「日本のファッションすごいな、と思って」と研究するだけではなく、ご自身もオシャレが大好きで、もともとアートなモノが好き。

フィルさんはイギリスのロンドン出身。幼いころにご両親が離婚し、アートディレクターのお母さんと母一人子一人で暮らしてきました。

その家の中はお母さんが集めたセンスの良いステキなものでいっぱい。

そんな暮らしの中でフィルさんは育ち、芸術への興味が育まれたそうです。

今のフィルさんの住むマンションにも、フィルさんが好きで集めた和風の家具や小物があちこちに置かれています。

「本当はモノが好きであんまり捨てたくはないけど、、、気付いたのは、いつもモノが散らかっているのは、単にモノの多いからかなと思って。。。」とフィルさんはつぶやきます。

新型コロナウィルスによる自粛生活が3ヶ月も続く中、休校で一日中子供たちがいることで、散らかり状態はさらに悪化。

フィルさんのストレスは溜まるばかり。運動もしていないそうです。

育児に追われ、今はライターのお仕事も休んでいます。

”まずは断捨離して家中をスッキリさせ、ゆとりを取り戻したい。”

フィルさんはそう決心したのですが。。。

フィルさん曰く

「シンプルなミニマル(最小限)の環境が好きじゃなくて落ち着かない。

モノが少ない空間がイヤなんですけど。でもどうやったら全体的にモノを減らせるのかが分からない」

それで今回番組に応募したんですね。

yumeri
yumeri

「モノは大好きだから本当は捨てたくない。でも減らさないと散らかる一方だから何とかしたい。」わかるぅ〜この気持ち!

救世主やましたさんはどう解決するのでしょうか・・・

「ウチ、断捨離しました」やましたひでこさん、フィルさんのお家をチェック

やってきました。 やましたさんのおウチ訪問・・・

やましたさんが入るなり

やましたさん:ワンダーランドだ〜!子供たちの・・・

フィルさん:家族で話し合っても捨てるモノがない。

やましたさん:そう、モノを見たら捨てるものはない。

断捨離はモノが少なければ戻すのも少なくて済む、という考え方なの。

ポイント👉🏻 断捨離で物を少なくする

➡︎ 捨てる✖️ 選び抜く

やましたさん:ここは選んでない家ね。

クローゼットに行ってみると棚の上にカバンがいっぱい積み重なっています。

フィルさん:いっぱいありすぎるから本当に好きなカバンはなかなか使わない。

やましたさん:(このカバンたち)残念ながら可愛がられてない。選び抜いてないから。とカバンたちを触りながら話すやましたさん。

フィルさん:これは全部いらないと決めているモノなのですが、ずっとここにある。

クローゼットの片隅にフィルさんが捨てようと決めたモノたちが山積みになっています。

やましたさん:出さなくちゃ。いらないと決めたのなら。

ここに空間ができると思考にも空間ができて心にも空間ができる。

フィルさん:あ・・心の空間欲しい。

やましたさん、フィルさんの問題点が見えてきたようです。場面はリビングのソファーに移動。長男のベンジ君も座っています。

やましたさん:自分が思っている以上にモノが多いの。

フィルさん:子供は特に本が問題です。

ベンジー君:ママが買いすぎるからだよ。←いいツッコミ(笑)

フィルさん:。。。(気まずそうなフィルさんの顔・・)

やましたさん:いるのかいらないのかという判断をやめてしまった物たちがいっぱい堆積してる。で、そのまま忘れちゃう。

フィルさん:そうそうそう

やましたさん:フィルさんは断捨離のおけいこが必要なの。

 

「ウチ、断捨離しました」まずは実践!クローゼットから断捨離開始です

やましたさんが最初に選んだのはクローゼット

まずは上の棚からカバンを全部下ろします。

断捨離レッスン その① いる・いらないの判断

使いたいモノを”選び抜く”

やましたさん:捨てるんじゃないのよ。選び抜いて

フィルさん:はぁ〜

始めたとたん、フィルさんは迷い始めました。

やましたさん:もう悩んじゃった? じゃあ、一つ一つ見ていこう。

これは?これは?とやましたさんとフィルさんのやり取りが始まりました。

フィルさん:これ欲しい。これ欲しい。れ欲しい。

これ欲しいけど汚くなった。。。。(間)。。。でも欲しい。

やましたさん:重症だな。。。。あはははは

フィルさん:どれもいつか使いたいな。

やましたさん:使いたいなら使うなりの扱いをしてあげないと。。

スペースはこれだけ。座席は決まっている。と言いながら棚の空間を指さすやましたさん

フィルさん、一つだけ捨てる決心をしたようでゴミ袋へ。。。

やましたさん:辛かったね。

フィルさん:ツライ。。。

フィルさんが手放せたのは30こぐらいのバッグのうちのわずか5つぐらいでした。

やましたさん、思わず

やましたさん:やめる? 断捨離   まさかのリタイヤ?

フィルさん:(首を振りながら) やめない。断捨離したいが捨てられない。

そこで、やましたさんはフィルさんに「スッキリとした空間を感じてもらおう」と考えました。

断捨離レッスン その② ”スッキリ空間”を創る

フィルさんがいらないと判断してクローゼットの片隅に堆積していたモノをここから出すことに・・・

出てきたのは、もう着られなくなった子供服。なかなかの量! 相当の数が出てきましたよ。

服を袋に詰めて違う部屋に移動したら、そこだけスッキリした空間が生まれました。

やましたさん:(スッキリとした空間を示しながら)ここになくなった状態を見て。眺めて・・・

フィルさん:うん

やましたさん:こうやって気分を良くしていくの。少しずつ。

断捨離レッスン その②いらない物を処分する

実は、ここからが問題、、、

フィルさんがゴミ袋にそれらを入れ始めると、、、

マギーちゃんがやってきて、「これマギーのだ。」「そうね。でもちっちゃいよ。」とフィルさんは自分にも言い聞かせる感じでマギーちゃんに応えています。

フィルさんの頭の中:「これはまだ使える。。これはお気に入りだった。。。」

愛しいものとのお別れに心が揺れています。

でも処分することを決心し、服でいっぱいのゴミ袋を別の部屋へ置きました。

やましたさん:どう? 今の気分は?

フィルさん:あぁ。。。(笑顔ですが)あまりスッキリしてない。

yumeri
yumeri

フィルさん、正直でいいですね。本当は捨てたくないんですものね。

やましたさん:これから断捨離を続けるか続けないかはフィルさんが決めること。

フィルさん:続けていきたいんですけど、どれくらいできるかはちょっと・・・でもやってみたい。

やましたさん:じゃ、やろうよ、やってみたいなら。やめたくなったときにSOS出して。

フィルさん:あぁ。。。はい。

やましたさん:一人で抱え込まないで。

フィルさん:ハイ、頑張ります!

やましたさん:またくるからね。

ここでやましたさんは帰って行きました。

その後、子供たちと夕食。フィルさんの手にはビール。

フィルさん:今、買ってきた。自分にお疲れって。あはははは

「一緒にみんなで絵本の断捨離しない?」

と食べている子どもたちの前で提案しました。

子供たち:「やる!」「やる!」「やる!」みんな快諾!

フィルさん、なんとか自分を盛り上げていました。

そして2ヶ月後・・・

「ウチ、断捨離しました」みんなで絵本の整理をするよ〜

あらゆる所から本が集まりました。末っ子もお手伝い。子供部屋のベッドの上には本だらけ。

子どもたちそれぞれが要るものと要らないものに分けてるから今度は床の上がぐっちゃぐちゃ。

これカオス!

平泉さん:子どもたちとの断捨離はあえなく、、、撃沈!

結局フィルさん一人で仕分けることにしました・・・

フィルさん:これ見てると私のお父さんと特にお母さんからもらっている本がいっぱい。これもお父さんからのメッセージが書いてある。

なんと偶然同じ絵本も出てきました。そしてどちらにもメッセージが書いてあります。1冊はお母さんからベンジ君の一歳のお祝いに。そしてもう一冊はお父さんからベンジ君の3歳のお祝いに。

yumeri
yumeri

そっか、ご両親は離婚されているからお互い送っている本は分からないですものね。同じ本ということは、ホントに良い絵本なんでしょうね。

遠く離れているご両親から娘と孫に毎年沢山本を送ってくれているそうです。

フィルさんは悩んだ末、メーセージの所を写真に撮り、1冊はお別れしました。

頑張って5袋くらい断捨離できました。そして捨てたくない本も大きな取手付きの袋にまとめました。

平泉さん:本で埋もれていたスペースも随分スッキリしたねー。

「ウチ、断捨離しました」次はアクセサリーの断捨離

続いて取り掛かったのがアクセサリー。フィルさんのお母さんがよく買ってくれるそうです。エスニックで個性的なセンスの光る逸品ぞろい。

フィルさん:しばらく子供がちっちゃく、ジーンズばかりでずっと身に着けていなかった。この断捨離を機会にまたオシャレを頑張ろうかな。

フィルさん、使いたい物を選び抜いて取り出しやすいように収納しましたよ。

そして壊れたアクセサリーばかりが入った箱もありました。これは修理してみてダメだったら捨てるそうです。

フィルさん:「お気に入りのモノは壊れたら修理するそれはお母さんの影響だとか。

フィルさんはお母さんのことをこんな風に話しています。

フィルさん:「いつもメガネとかアクセサリーをつけていて自分の趣味があってインテリアとかちょっと独特でステキ。家の中もおしゃれだけどモノで溢れてる。」

古くなれば手をかけ使い続けるモノを大切にするイギリスの伝統。そして贈り物にはいつも特別な思いが込められていました。

フィルさん:「例えばおめでとうの時に何か買ってくれる。彼女は好きっていう(気持ち)をモノで表してる。」

実はフィルさん、断捨離初日のことをお母さんに電話で話したそうです。

まだ使えるモノをゴミとして出してしまったこと。

フィルさん:もう悔しくて悔しくてお母さんに話したらよくわかってくれました。もうヤダヤダって。

悲しいだけじゃなくて人が死んだみたいな感じで、、、。誰かが使えるモノを燃やすのはイヤです

そこでフィルさんは考えました。イギリス流に断捨離できないかと。

「ウチ、断捨離しました」フィルさん流!「捨てない断捨離」はじまるよ〜

フィルさん:イギリスでモノがいらないと思ったら、簡単に、”チャリティーショップ”というのがあって、リサイクルショップみたいだけど、タダであげて、その売り上げが全部チャリティーにいく店がどこにでもあるから。それが日本にないから、それで困ってる。

チャリティーショップとは慈善団体が運営する中古品の販売店。イギリスのどこの街にもあり、あらゆる生活用品を扱っているんだとか。

yumeri
yumeri

私が以前住んでいたハワイでもスリフトショップと言って、何でも引き取ってくれるお店があちこちにあります。

 

そして、教会にも寄付として持っていけるんですよ。教会では毎週土曜日とかにオープンして、とーーーーーっても安く売っています。

 

いらなくなった本は図書館に持って行くと引き取ってくれて、定期的に販売しています。

 

日本にもこういうのが沢山できるといいですね。

 



「ウチ、断捨離しました」捨てない断捨離: 寄贈・売る・回収サービスを活用

フィルさん、日本でもいらないモノを役立ててくれる場所を見つけました。

フィルさん捨てない断捨離”①

バザーに寄贈

まずは定期開催されるバザー、服や本、アクセサリーなどを寄贈しました。

無料で引き取ってもらえる上に支援にも一役買えるんです。

ついでにステキなバスケットをフィルさんは安く買ってきました。

yumeri
yumeri

ちょっとちょっと、フィルさん、安いからって、またモノ増やしてますよ!

フィルさん捨てない断捨離”②

インターネットで売る

ブランドなどの売れそうな服は、手間はかかりますがインターネットを活用。

フィルさん:「Facebookかメルカリか。」

一方、売れない古着は、、、

フィルさん:「捨てるよりもリサイクル。」

フィルさん捨てない断捨離”③

企業の古着回収サービスを活用

フィルさん、袋に詰めて自転車でお出かけ。どこへ向かったかというと、、、

渋谷の中心街にあるH&Mのお店に古着を持って行きました。店内に回収ボックスが設置されていて、どんなブランドでもOK。

H&M 衣類回収プログラム

・不要になった服

・全国の店舗へ袋に詰めて持参

・1袋に1枚割引クーポン進呈(3千円使ったら5百円割引)

フィルさん:なるべくゴミとして捨てないでリサイクルか譲るか、あと幼稚園のバザーとか。

フィルさんの挑戦はまだまだ続きます。

yumeri
yumeri

確かに捨ててないですね。

捨てない断捨離”ってこういうことだったんですね。

でも、まだ捨てない断捨離法が次に出てきますよ。

「ウチ、断捨離しました」最大の難関! リビングの壁一面の棚:カード・手紙類の断捨離(お母さんとの思い出がぎっしり!!!)

断捨離開始から1ヶ月。スタッフさんが様子を見に来ました。

子供たちのもので溢れていたダイニングテーブルの上が見事に何もなくなっていました。

廊下に積み上げていた服も棚と一緒に断捨離してスッキリ。

残るはリビングの壁一面の棚。

実はここが最大の難関!!!

奥に眠っているのは思い出ボックス。気が進まず後回しにしていたのに手をつけることにしたのですが、、、、

<カード・手紙類の断捨離>

フィルさん自身の結婚式の招待状を見つけました。スタッフさんに、

フィルさん:「これ、お母さんがデザインしたの。」

とステキなカードを見せてくれました。

「ヤバイ、もちろん減らしたいけど。。。

お母さんの思い出が詰まった沢山のカード。

フィルさん:「私のお母さんは書くのが好きでいっぱい送ってくれる。

ベンジに ”おばあちゃんとまたすぐ東京で会いましょうね。大好きよ。”

と書いてある。かわいい・・・

(大きなため息をつきながら)あぁぁ・・・・どうしよう・・・・」

とグリーティングカードの沢山入った袋を床に置きます。

全部残したいけど、さすがに多すぎる。

フィルさん:「全部ポイって捨てるのが、、、やっぱムリ、、、」

リビングの棚にはこうした思い出が沢山つまっているんです。

フィルさん:「3分の1に減らしたいです。」

1日の大半を過ごすリビング。スッキリさせたいけどどう手をつけていいか分からない。フィルさんは袋小路に入ってしまいました。

スタッフから話を聞き、急遽やましたさんが駆けつけました。

やましたさんも、実はフィンさんに伝えたいことがあったんです。

やましたさん:「本当にフィルさんにお詫びをしなきゃいけないなって、、、」

真っ先に出た言葉が謝罪の言葉。前回フィルさんのモノに対する思いに寄り添ってあげられなかったと、ずっと後悔してたそうです。

やましたさん:人それぞれ物に対する思いの寄せ方って10人いれば10人違う。100人いれば100人。

モノの処分の仕方は人それぞれ。捨てるばかりが断捨離ではない。

そのことも伝えたかったそうです。

フィルさん:私のやり方でいい、大丈夫ってことですよね?

やましたさん:そうそうそう、安心して。非常に安心して。

フィルさん:安心しました。フィルさん、嬉しそうです。

そしてやましたさんは、意外な視点でフィルさんにアドバイスを始めました。

やましたさん:リビングの棚を指しながら、ここにあるモノはどんな気持ちか、って考えてみて。

リビング棚の断捨離ポイント

収納されている物の気持ちになってみる

放って置かれているなあ。放置➡︎忘れ去られた物

リビング棚の断捨離ポイント

物を全部使いたいなら

「取り出しやすく」「しまいやすく」する

やましたさんの言葉を聞いて、フィルさんが向かったのはカード類をしまい込んだ引き出しでした。

それを見ていたやましたさんは、空になっている小さい引き出しを2つ見つけたので、そのカード類をこちらの空になっている方へ移す提案をしました。

やましたさん:「動かしてみると何か分かってくるかもしれない。やってみようよ」

まずは 一つ一つのものときちんと向きあう 断捨離の大事なプロセスです。

やましたさん:ほとんど残していいから、状態を少し良くしてあげようって気持ちで。」

フィルさん、カードを見ながら考えています。

やましたさん:捨てようと思わない。思い出に浸ろう。どっかできっかけ掴めるといいからね。

家族や友人、知人から送られてきたカード、一枚一枚目を通しケースに移していきます。

やましたさん、今回は黙って見守ります。

すると、、、、、、、、、、サヨナラするカードが出てきました。

フィルさん:これママの昔の家の写真 と言いながらやましたさんに見せます。

似てる所あるでしょ?飾りがいっぱい。

ここであなたを思っているよ、そんな声が聞こえてくるような母からの懐かしい便り。

平泉さん:思い出に浸りながら1時間。残しておきたいモノ、さようならするモノ、その区別がつくようになったみたいだねー。

やましたさんも離れたソファーから、ずっとフィルさんを見守っています。

そして30分後、、、、フィルさんが終わった様子をみると、

やましたさん:ご苦労さまでした〜

母からのカードは全て残しました。

フィルさん:お母さんの愛の表し方が手紙とかだから、なかなか 捨てられない。まだ。

やましたさん:ゆっくりでいい。「前より減った」って言って自分を褒めたらいいよ〜。

一方、捨てると決めたモノは袋ごとゴミ箱にポイっと入れました。

平泉さん:物の価値を決めるのは自分自身。フィルさんがそのことに気がついた瞬間だったのかもしれないねー。

やましたさん:大きな一歩。なんか10歩くらい進んだ。

「ウチ、断捨離しました」1週間後、断捨離一休み。そして残りのノートの断捨離。

それから1週間後、断捨離を一休みしてフィルさんが始めたのがアクセサリーの修理。手慣れたもんです。

フィルさん:こんなの時間の無駄に見えるかもしれないけど、好きだから。

とそこへベンジ君がやってきました。

ベンジくん:何作ってるの?

フィルさん:修理してるの、色々と。壊れてるから。

ベンジくん:そんなの趣味だったっけ?

フィルさん:そうだよ。ずっとやってないけど。

平泉さん:フィルさん、自分の好きなことをするゆとりが出来たみたい。

また一緒に時を刻みたい。そう思われたら物にとっても本望だよねー。

フィルさんはリビングの棚の整理を毎日コツコツと続けました。

スタッフが見に来ると、ポーチを整理していました。

一つ一つ付き合い方を考え、取り出しやすいよう収納していきます。

大きな引き出しにあったカードや手紙類の引き出しは空になり、小さなケース2つ分の引き出しに取り出しやすく収納されていました。

最後に残ったのは、、、ノート類。

フィルさん:あんまり捨てるモノないと思う。使うつもり。本を書く時ノートとってた。道でとか。博士号の時からのノートが入ってる。これお母さんから。これパパからのプレゼント。このノート、イギリスの有名な所で、紙が薄くて軽い。3年前の誕生日にもらったままで使ってない。今までいいもん買ったらお楽しみにして取っとくけど、、、もう使おう。

フィンさんに取って書くことはライフワーク。でも家事や育児に追われ、しばらく休んでいました。

フィルさん:マギーが生まれて子供3人になって書く暇もないから、でもこれから、だからこそ断捨離して自分のことできる時間増やしたいし仕事も、だからホントにこれから(ノートが)活躍すると思います。

断捨離を終えた後にノートの出番が待っています。

「ウチ、断捨離しました」8週間後、リビングを大改造

フィルさんの断捨離も大詰め。

8週間後、スタッフもお手伝いをして、リビングを大改造。

フィルさん:実は私、明日誕生日です。誕生日に完成させて満足したいです。

窓際の家具を移動。そこにはイギリスの伝統的なドールハウスをおきました。

平泉さん:好きなモノを置ける余裕ができるって、嬉しいねー。

壁一面の棚にもスペースが出来ました。

フィルさん:こういう機会なかったらこういう模様替えしようとしてない。黄色い椅子でいろいろ本とか読みたい。

再びやましたさんがやってきました。

やましたさん:わ〜〜〜〜〜! すごく感じよくなった!

リビングとダイニングの散らかりもイライラと共に消えました。

平泉さん:まるで物置だったテーブルも素敵な食卓に。家中が明るくなったねー。

棚には手に取るのが楽しいお気に入りのものばかり。

一番下は子供のおもちゃ入れ。上にはフィルさんが集めたコレクションをディスプレイしてアートな空間となりました。窓辺(ドールハウスがある所)は娘ちゃんの遊び場に。

やましたさん:断捨離って捨てるばっかりじゃないからお気に入りを増やすことでもあるからね。居心地がいいって感じ。

フィルさん:キレイにしたら気持ちが全然違います。

やましたさん:断捨離は空間を作ることだけど、、究極は 笑顔になること!

フィルさん:まだ終わってないんですけど・・・

やましたさん:断捨離終わりがないから(笑)どんどんクリエイトしていくわけだから。

ごちゃごちゃしていた子供部屋も、家具を処分して広々。

平泉さん:遊ぶもくつろぐも、子供たち次第だね〜。

平泉さん:ウォークインクローゼットも、これまたスッキリしたねー。

カバンも使いやすく整理されています。

yumeri
yumeri

断捨離をやり切ったフィルさんの笑顔がステキです!

フィルさん:それぞれの断捨離のやり方があるって聞いてよかった。

やましたさん:断捨離は自分の命のご機嫌を作っていくキッカケ作り。キッカケができればフィルさんみたいに、トライアンドエラーの中からトライアンドサクセスをつかみ取っていく。それはホントに人それぞれ。

フィルさん:自分でいろいろクリエイトしていきたい。この空間で。ちょうど先週誕生日だったので新しい始まりになりました。

子供たちも家の中がキレイになってとても満足そうです。

yumeri
yumeri

フィルさんはステキな自分流の断捨離を見つけましたね。

フィルさん流! ”捨てない断捨離” いかがでしたか?

フィルさんは、リビングに思い出の沢山詰まった手紙やカードを残しましたが、いつも手に取れるように整理しました。

お気に入りのカバンも沢山残しましたが、上には重ねずに横から取り出せるようにキレイに配置しました。

取っておくものは、置き方やしまい方が大事なんだ と私は学習しました。

単に奥にしまってしまうと、忘れてしまい、そのものがなかったかのようになってしまいます。

そのものに「私を忘れないで!」と言わせないような工夫が大事ですね。

使わなくても絶対忘れないように、時々は 見てあげる触ってあげる ことが大事なんですね。

タイトルとURLをコピーしました